花と緑に囲まれた街、昆明旅行記(その4.様々な仏教が調和した美しい庭園形式の仏教寺院、円通寺)

スマイル中国語教室

花と緑に囲まれた街、昆明旅行記(その4.様々な仏教が調和した美しい庭園形式の仏教寺院、円通寺)


(池に浮かぶ八角二層の優美な八角亭。)

 

こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 今週も花と緑に囲まれた街、昆明の旅行記で第4回目の今週は様々な仏教が調和した美しい庭園形式の仏教寺院、円通寺です。

 

 


(門の獅子。足が玉=地球を踏んでいるので、地球を治めることからオスの獅子です。メスの獅子は子供を踏んでいます。中国では建物の入り口に左右オスとメスがワンセット置かれていることが多いです。)

 

 中国雲南省の省都、昆明市。四季を通じて温暖な気候で、年中花と緑が絶えることがなく、別名「春城」と呼ばれています。この日は朝の散歩で昆明市の中心部をぶらりとし、円通寺まで辿り着きました。雲南省では時間がほんとうにゆったりと流れ、この寺院もそうですが、花がところどころに置かれており、散歩すると気持ちがいいです。

 


(天地銀行のお金?亡くなった方があの世で使うお金でしょうか?)

 


(朝早くから線香を売ってます。太いです。)

 


(門の装飾。)

 

 円通寺は唐代の南昭国が“補陀羅寺”を創建したのが起源とされ、1200年の歴史を持つ、昆明市で最も大きなお寺です。大乗仏教、小乗仏教、そしてチベット仏教の三大宗派の殿堂が建っており、大乗仏教が主体となっています。

 

 建物は南北の一直線上に並び、左右対称に配置されています。造園方式で建立され、緑の山、青い池、彩の魚、白い橋、赤いあずまや、朱色の大殿、鮮やかな回廊が入り乱れ、色鮮やかで水と植物の色のバランスが取れた、まるで一枚の絵画のような美しい寺院にデザインされています。

 


(建物は南北の一直線上に並び、左右対称に配置されています。)

 


(昆明は一年中花が咲くのですが、いろんなところにこのようなお花の鉢が置かれており、気持ちがよいです。参道の階段にもお花の鉢がおかれてます。)

 


(龍の壁画。)

 


(寺の歴史を刻んだ石碑。)

 


(中国の寺院の鳥居らしく、3つ入り口があります。)

 


(参道の階段にもお花の鉢がおかれてます。)

 


(鳥居のアップ。)

 


(鳥居の龍の彫刻。)

 

 南から入り、北へ真っ直ぐ参道を進むと池に浮かぶ形で八角二層の優美な八角亭があります。

 

 

 


(八角亭を囲む水。)

 


(太湖石も飾られています。)

 


(お線香を捧げる人々。朝早くから参拝客がいます。)

 


(お線香です。)

 

 

 


(八角亭の千手観音像。)

 


(八角亭の北側の仏像。)

 

 更に北へ行くと本殿である円通宝殿があります。普通の寺院は、本殿がやや高い位置にありますが、この寺は一番低い土地に本殿があるのです。ここには中央に如来仏、左右に阿弥陀仏と薬師仏があり、四方の壁に並ぶ五百羅漢には圧倒されます。

 


(北へ行くと本殿である円通宝殿があります。)

 


(八角亭北側の橋。)

 


(本殿である円通宝殿)

 


(円通宝殿の仏像)
 また奥にはタイ仏教の小さな殿堂まであり、同じ寺院の中に異なる仏教の神を祀っているのが珍しく、雲南省が様々な仏教を尊重し、調和を図ってきたことがわかります。

 


(奥にあるタイ仏教の殿堂。)

 


(奥にあるタイ仏教の殿堂の狛犬。)

 


(タイ仏教の小さな殿堂。)

 


(タイ仏教形式の建物。)

 


(奥にあるタイ仏教の仏像。)

 


(奥の泉。)

 

 円通禅寺の裏は、円通山を中心とする公園になっており、山頂からは昆明市街が一望でき、春には雲南桜の花見も楽しめる観光スポットとなっています。この円通寺と合わせて昆明市民の憩いの場所となっており、朝の散歩がとても気持ちがよかったです。

 

 また来週も昆明の旅行記となります。よろしくお願いします。

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