西湖のほとりにたたずむ歴史の街、杭州(その8 書道をやっている人の聖地である西玲院社と、浙江省博物館)

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西湖のほとりにたたずむ歴史の街、杭州(その8 書道をやっている人の聖地である西玲院社と、浙江省博物館)

皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 今週も西湖のほとりにたたずむ歴史の街、杭州の特集です。今回は書道をやっている人の聖地である西玲院社と、浙江省博物館です。

 

 その西玲院社で印鑑を作ってもらいましたが、これがなかなか立派な字体もので、現在でも自分の書には必ずこの印鑑を押し、愛用させてもらっています。

 

【西玲院社】

 

  西湖の北側の島、孤山にある史跡で、1904年に篆刻の研究機関として創建された場所。敷地内には篆刻や印鑑に関する資料、石碑や版が飾られた回廊、庭園、宋代に建設された古い建物などがあり、中には2000年以上前の浙江省で発見された最も古い石碑もあります。書道をやっている人の聖地でもあり、書道や篆刻に興味がある方は必見のスポット。庭園の石材にもいろいろな文字が彫られていてなかなか楽しめるし、ここからの西湖の眺めも最高で、景色がよく、静かにのんびり見学できます。

 


(拱門。西冷印社の正門。築地塀に円形の穴を開けたような変わった意匠で、同社のトレードマークでもある。なお以前は北門が正門であった。題字は沙孟海。この門は何度も建替えられ、以前は西玲院社の社長、呉昌碩の書だった。現存は、文革後の再建。)

 


(柏堂。正門を入って左正面にある。印社でも最も由緒ある建物で、創建は宋代。清の光緒2年(1876)に再建された。)

 


(西冷印社は西湖を代表する近代史蹟であり、中国で最も早い全国的な金石篆刻研究の学術団体である。弧山の西麓にあり、清の光緒三十年(1904)に創建。「金石の保存、印学の研究」を旨として百余年来、全国から多くの名士を集めており、民間の学術団体として内外に知られる。)

 


(西冷印社の石碑。)

 


(印人書廊。壁に並べられた篆刻された文字。)

 


(印人書廊。壁に並べられた篆刻された文字。)

 


(西冷印社と書かれた門を潜り、上へと登る。)

 

 

 

 

 


(西玲印社記。)

 

 

 


(涼堂。)

 

 

 


(華厳経塔。)

 

 

 

 

 


(山の上から西湖を臨む。)

 

 


(缶龕。缶は社長であった呉昌碩の別號。朝倉文夫制作の呉昌碩頭像の贈呈を受けて1921年に開鑿。内壁に王一亭の聯がある。台座下の銘は像の背に彫られていた呉昌碩の自賛を復元したもの。沈曾植の缶公像賛と缶盧上寿記并詩がその下に刻られている。)

 

 

 


(小龍泓洞。)

 


(小龍泓洞内の呉昌碩画観音像。)

 


(創立当初は孤山の北側、裏湖に望むこの門が正門であった。1918年、現在の石坊形に立て直された。この上に鶴廬が建っている。.)

 


(漢三老石室。中の貴重な石碑を保管している。三老とは漢王朝における官制の一つで、文化担当の役人の官職名。この三老諱字忌日記に見られる書体は漢代初期の隷書で、一般的には古隷と呼ばれるもの。文字学からも非常に貴重な資料。)

 


(漢三老石室の中。この碑は浙江省で発見された最も古い石碑。後漢建武28年(52年)頃のもの。清咸豊2年(1852年)に浙江省餘姚縣に住む周世態がその客星山麓から発見した。高さ89センチ、幅48センチ、右格四段に4〜6行、それぞれ6〜9字、左格には3行、30〜31字の全文217字が刻ざまれている。)

 


(漢三老石室は崖に建っているので後ろ側はこんなふうになっている。)

 

 

 


(西湖の印学博物館を出たら、後ろの小山につながっている。)

 

 

 

【浙江省博物館】

 

  浙江省博物館は1929年に設立された博物館で、浙江省の新石器時代から近代までの文明史を反映した文物の収藏、陳列、研究をしています。その所蔵の総数は10万点を超え、浙江省最大規模の人文科学博物館です。中でも陶器、漆器、象牙製品、玉器とシルク製品、越国の青銅器などは見応えがあります。また建物にも特徴があり、江南園林の特色を生かした庭園式建築で一見の価値があります。

 


(浙江省博物館の入口。無料で入れます。)

 

 

 


(土器を作る人。)

 


(鹿を捕まえる人。)

 


(種まきする人。)

 


(わら細工を作る人。)

 


(遺跡の発掘現場。)

 


(稲。)

 


(鋤。)

 


(青銅の刀。)

 


(土器。)

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


(清軍の軍服。)

 


(アヘン戦争の様子。)

 

 

 

 


(辛亥革命の時期の文物。)

 

 

 

 


(日中戦争で使用された武器。)

 

 


(日中戦争の様子。)

 

 

  次回で杭州の旅行記は最終話となります。最後はグランドフィナーレ!お楽しみに!

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