貴州省を中心に生活しているコーラオ族(李さん特別編)

皆様、こんにちは！スマイル中国語教室のミュージシャンこと、アシスタントの李です。

 

今日は貴州省を中心に生活しているコーラオ族についてお伝えいたします。

 

　貴州省北部にはコーラオ族の伝統的な高床式の住居が残っています。主に農業に従事し、トウモロコシの他、イネ、麦、イモなども栽培しています。

 

 

 

 

 

 

　コーラオ族の人びとは古代の僚人の末柄ともいわれています。僚人は貴州省に定住して農業にたずさわり、その後絶えず移住を繰り返してきました。定住するようになってからトウモロコシ、イネ、麦、イモなども栽培するようになったようです。清の時代に鉄を鋳造するようになり、鳥撃ち銃をつくり、人々に「かじ屋の懍石」と呼ばれるようになりました。

 

 

 

 

 

　コーラオ族の人びとは今なお一部の自民族特有の文化行事、祭日の祝典、飲食の習慣があります。1年に2回正月を迎えます。一つは漢民族と同じ春節、もう一つはコーラオ族特有のもので旧暦の3月3日に“?樹”という行事です。この行事は“祭樹”、“拝樹”とも言われています。この日、各家では酒や豚肉、鮮魚、餅などを山上の大木に供え、赤い紙をつけた爆竹を鳴らして新年を祝います。

 

 

 

 

 

　コーラオ族の娘は、婚礼の数日前から“泣き嫁”を行うしきたりがあります。婚礼前日の真夜中に駕籠が到着し、新婦を新郎の家へ連れていきます。新婦や新婦の父母は別れを惜しむ態度をとるという決まりがあり、新婦は新郎の家に到着後、まず先祖に挨拶をし、そのあと婚礼衣装に着替え大広間でお披露目となるのです。