見た目は中国だが、信仰する宗教はイスラム教という回族(何さん特別編)

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見た目は中国だが、信仰する宗教はイスラム教という回族(何さん特別編)

皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミステリーハンターこと、アシスタントの何です。

 

 今日は中国国内に1000万人近くいるといわれるイスラム教徒の内、半数を占める少数民族の「回族」について紹介いたします。

 

 

 

 

 

 中国は複数の宗教国家です。回族は見た目は中国人ですが、信仰する宗教はイスラム教という人々です。回族は漢民族と一緒に生活してきたため、ほとんどの人が中国語を話せ、漢字も使えます。アラビア語とペルシャ語も話せる人もいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 回族のほとんどは寧夏回族自治区で生活しておりますが、甘粛省、青海省、河南省、河北省、山東省、雲南省等にも少数ですが、中国各地に幅広く住んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 回族の祖先は7世紀頃、アラブやペルシアの商人が中国へ商売のために中国南東部沿海の広州、泉州などに居住していた人々の末裔や、13世紀に戦争によって移住してきた中央アジアのペルシア人とアラブの人の末裔です。数百年の時を超え、漢族、ウイグル族、モンゴル族の人々と婚姻等によって融合を繰り返し回族が形成されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 回族はイスラム教を信奉し、「清真寺」と呼ばれるモスクや「拱北」などと呼ばれる聖者廟が存在が建てられ、その周りには、周囲には飲食店や食肉店、宗教用品店などが軒を連ね、また「教坊」、「寺坊」、「哲瑪提(ジャマーア)」などと呼ばれるコミュニティを形成し、ムスリムにとって生活しやすいエリアとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 西安等にも「清真寺」と呼ばれるモスクが多く見られるエリアがあります。見かけましたら中国の多様性を感じることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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