北方民族との戦いが繰り広げられた仏教遺産の町、大同(その3.まるで生きているかのような龍が描かれた九龍壁)

スマイル中国語教室

北方民族との戦いが繰り広げられた仏教遺産の町、大同(その3.まるで生きているかのような龍が描かれた九龍壁)


(九龍壁の真ん中の龍。上側にオーラが見える。)

 

こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。

 

今週も中国の山西省北部、大同の紹介で今回は東街にある九龍壁です。

 

大同の九龍壁は中国において同じく北京にある故宮、北海公園と並んで「三大九龍壁」と言われているものです。

 

大同の九龍壁は明朝を建てた太祖(朱元璋)の第13子、朱桂の屋敷にある影壁でした。 大同には多くの龍壁が残されています。龍壁は一般 に建物の障壁(目隠し塀)とされており、多くは皇宮、 親王府、寺廟の入り口に建てられ、建物の荘厳さを引 き立てる効果をもっています。邸宅は戦火で焼失し、この九龍壁だけが残っていて、壁の長さは45.5m、高さ8m、厚さ2mで、下部に須弥壇、束腰部に獅子、虎、象、唐獅子、麒麟、天馬などの動物が彫られ、壁には五彩(黄・縁・朱・紫・藍)の彩色琉璃瓦の部材で積み上げられた9匹の龍が描かれています。

 

前には倒影池があり、壁の竜が水中に映ると、まるで生きているように見えるとのことです。私が訪れた時は水が入っていないのが残念でした。

 

九龍の意味は中国語の"九"(ジュウ)と長い期間を示す''久"(ジュウ)の発音が同じであり、龍は数千年来、中華民族の象徴であるなどの意味をもつ縁起ものであることから、長きに亘って中華民国の繁栄が続くようにとの願いが込められています。

 

龍の繊細さは、今にもこれから動き出しそうな気配で圧倒されました。

 


(九龍壁の入場門)

 


(大同の九龍壁解説。)

 


(大同の九龍壁。九龍壁だけが残っていて、壁の長さは45.5m、高さ8m、厚さ2mで、下部に須弥壇、束腰部に獅子、虎、象、唐獅子、麒麟、天馬などの動物が彫られ、壁には五彩(黄・縁・朱・紫・藍)の彩色琉璃瓦の部材でさ積み上げられた9匹の龍が描かれています。)

 


(九龍壁の左側から。)

 


(一番左の龍。目が優しいな。)

 


(左から2番目の龍。)

 


(左から3番目の龍。.)

 


(左から4番目の龍。)

 


(真ん中の龍。上側にオーラ?が見える。)

 


(右から4番目の龍。)

 


(右から3番目の龍。)

 


(右から2番目の龍。)

 


(一番右の龍。.)

 


(右側から。)

 


(前には倒影池があり、壁の竜が水中に映ると、まるで生きているように見えるとのことです。私が訪れた時は冬だったこともあり、水が入っていないのが残念でした。)

 


(倒影池の龍のモチーフ。)

 


倒影池

 


倒影池

 


(九龍壁前の広場。昔は明朝を建てた太祖(朱元璋)の第13子、朱桂の屋敷でした。.)

 


(こちらは大同にある五龍壁。九龍は皇帝関係する人だけに許されたものですから、こちらは皇帝関係の方のものではありません.。)

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