いろいろな思い出があり、思い入れがある横浜中華街
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今日は日本最大級のチャイナタウンの横浜中華街についてです。神奈川県の人口の2.5倍にあたる年間2200万〜2300万人が訪れるという中華街。横浜中華街通りには肉まん等の点心で一杯の大きなせいろが並び、春節や国慶節といった華僑や華人の文化を伝える様々なイベントが開催され、また中国風の建物もあり、異国情緒に溢れて活気がありますね。1980年代後半から急速に観光地化が進んだようです。
私も数年関東に住んでいたのでおり、よく行っていました。初めて行った時は中国のことはよく知らなかったので異国情緒あふれる雰囲気や食べ物に驚きの連続でした。鴨が頭から丸ごと燻製になってぶら下がているのを見て当時はどれだけ驚いたことか、、。初めて中国語を教えていただいた先生がここに住んでいたので、一緒に食事をして親戚の方が経営されていたマッサージ店でマッサージをしてもらったこともあります。中国から帰国して改めて見てみるとまた違った目で見ることもできました。街全体の赤系の明るいデザインは福建省や台湾系のデザインのように個人的には感じました。なんだかんだでいろいろな思い出があり、思い入れがある場所でもあります。
元々の起こりは安政5年(1858年)に日米修好通商条約が結ばれ、横浜港が開港したことで、やってくる欧米人のために「外国人居留地」が設けられたことがきっかけのようです。
開国により、突然西洋人がやってきて居住し、西洋との貿易がスタートしましたが、日本は対応する術を知りませんでした。一方で中国は日本よりも早く西洋文化に接し、為替や貿易の仕組みを理解しており、更に日本とは同じ漢字文化圏ということで筆談での通訳ができました。このような事情により中国人が日本の開国時に来てサポートしていたそうです。
そのため、横浜だけでなく、神戸、長崎など新しく開港した港では、欧米人たちと共に中国人も多く住むようになったため、欧米人たちの居留地に隣接する形で中華街があるのは、このような背景があります。
横浜中華街は一大観光地として下記のようなものがあります。
@関帝廟
中国の各地にある商業の神様として崇められている関羽の廟です。
A天后宮
媽祖廟には媽祖(まそ)という女性の、海の安全を守る神様が祀られています。
B横浜大世界
カフェ・占い・中華街土産、トリックアートミュージアムなどバラエティ豊富な地域最大級のエンターテインメント施設です。
食べ歩きもできますが、高級な中華料理を食べられますね。また機会があればゆっくり時間をかけて観光したいものです。