花火のルーツについて

こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 

 すっかり夏ですね。全国各地で夏の風物詩である花火大会が催され、大勢の人で賑わっています。

 

 

 先週末、大阪の淀川花火大会に行ってきました。大きな音と色とりどりの美しい輝きに感動してしまいますね。

 

 淀川花火大会の動画はこちらから。

 

 そこで今日はこの花火のルーツについてお話します。

 

 花火のルーツは中国で使われていた「狼煙(のろし)」だと言われています。「のろし」を「狼の煙」というのは狼煙に狼のフンが利用されたためです。狼のフンを燃やすと煙がまっすぐ立ちのぼるということからのろしとして使われていたようです。万里の長城やシルクロードの河西回廊の陽関等も狼煙台の跡地が見られますね。 

 


(かつてのシルクロードの要所、河西回廊の陽関。狼煙台の跡地。)

 

 


(シルクロードの河西回廊。タクラマカン砂漠がはてしなくつづきます。)

 


(シルクロードの河西回廊の陽関の狼煙台の跡。)

 

 花火の基になる黒色火薬は、2000年ほど前、中国で発明されました。不老長寿の薬を求める錬丹術や、金を作り出す錬金術等で硝石、硫黄、木炭をさまざまな物質を混ぜ合わせているうちに、偶然に黒色火薬を発見したようです。それが宋の時代に銃へ発展し、ヨーロッパやイスラム圏へ伝わりました。

 

 

 現在の観賞用の花火は14世紀にイタリアのフィレンツェで開発され、これがヨーロッパの大航海時代に世界中に広まりました。近代花火の形になっていったと言われています。

 

 

 夜空に花開く美しい光で多くの人々を呼び込める花火大会。お盆の時期には、たくさんの大会が開催がされますね。花火の歴史を知ると、楽しみ方もまた拡がってきます。

 

 

 

 

トップへ戻る