食は広州にあり!その4:食事相手との距離を縮める飲茶
こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今日は広東省の飲茶について。広東省では、朝から茶を飲みながらいろいろな点心と呼ばれる料理をゆっくり食べる習慣があり、早朝の街を歩いていると蒸籠から湯気がほわほわ?と出ている飲茶店を見かけます。
点心とは「心に触れる」という意味で、餃子や焼売、粽などの中国風スナックのことです。食事相手との距離を縮める為、茶と美味しい料理を食べてから気持ちをリラックスさせることで会話が弾むようにするのが「飲茶」なのです。
しかし、朝が弱い若い人たちは、朝早く起きて飲茶をすることができず、習慣がだんだん変わり、朝の飲茶を「早茶」、お昼の飲茶を「午茶」と分けられるようになり、朝が弱い人は「午茶」を楽しむようです。
私がいた広東圏である深センでも飲茶を朝から出す飲食店が多く、特に週末になると人気店は混み合っていました。注文の方法はメニューが書かれた用紙に見て食べたいものにペンでチェックを入れ、店員に渡すとテーブルまで持ってきてもらえるというものでした。
私が飲茶で一番好きであったものは何と言っても鮮蝦餃(エビ蒸し餃子)です。広州湾でとれた新鮮な海老のぷりぷりとした食感がたまりません。他にも海老でできた焼売等の飲茶はだいたい美味しかったです。
(鮮蝦餃(エビ蒸し餃子)。飲茶の定番。エビのプリプリした食感が美味。)
(焼売(シウマイ)。具にカニ肉やエビなどが入ったシュウマイ。プチプチのカニの卵がのっていることもあります。)
皆様も広州に来られる際はぜひお試しください。
(蒸排骨(スペアリブ)。骨の付き肉を、豆?やxo醤などで味付けして蒸す。肉のうまみがぎゅっと詰まった一品。)
(牛の第二胃・ハチノスを使った秘醤沙?金銭肚。 金銭肚がハチノスのことで、蜂の巣状の文様が銅銭一枚一枚に見えるというのが名前の由来。 蜂?肚(蜂の巣の胃)とも呼ばれます。)
(春巻き。日本でもおなじみですね。)
(揚げ団子。)
(中はシイタケなどの具が入ってました。)