果てしない歴史のロマンが広がるモンゴル草原(その3.モンゴル式歓迎とグルメ。カルピスの基になった乳製品)

果てしない歴史のロマンが広がるモンゴル草原(その3.モンゴル式歓迎とグルメ。カルピスの基になった乳製品)

果てしない歴史のロマンが広がるモンゴル草原(その3.モンゴル式歓迎とグルメ。カルピスの基になった乳製品)

皆様、こんにちは!! スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 今回は内モンゴルのシラムレン草原の旅行記の続き。モンゴルのグルメと草原の宴会について紹介いたします。

 


(モンゴル式の歓迎。長い帯状の絹布を両手に広げて客人を迎え入れます。)

 


(長い帯状の絹布を両手に広げ、金杯または銀杯に注がれた馬乳酒をすすめられます。)

 

 モンゴル族は草原で生活し、牧畜で生計を立てています。馬乳酒、手?肉(モンゴル族の日常食で、太い骨付き羊肉を塩で茹でた料理。ラムチョップ)、そして?全羊(羊の丸焼き)は客をもてなすごちそうであり、彼らの日常生活で最も好きな食料でもあるのです。

 


(?全羊(羊の丸焼き)です!)

 


(焼かれた後に振舞われる羊肉。)

 


(羊肉の丸焼きからとった脚。.)

 


(岩塩に付けて焼いた羊肉を食べます。)

 


(手?肉。モンゴル族の日常食で、太い骨付き羊肉を塩で茹でた料理。ラムチョップです。酸味の効いた醤油をつけてと食べます。)

 

 


(ホーショール。モンゴルの揚げ餃子。小麦粉を練った生地でひき肉やたたき肉などを包み、油脂で揚げる。各家庭で日常調理されるほかに、屋台や食堂などの外食、弁当などで広く食される、ボーズとならぶ一般的なモンゴル料理である。)

 

 馬が肥えて体力のある7、8月は馬乳酒をつくる季節です。モンゴル族の女性は馬乳を絞り出し、昔は皮袋の中に入れて攪拌し、数日後に乳脂を分離させて、馬乳酒を醸造しました。現在では技術の発展に伴って、馬乳酒の醸造技術も向上し、簡単に短時間で馬乳酒を醸造しました。馬乳酒を飲むと身体が温まり、筋肉が解れて血行促進するだけでなく、胃の健康にも効果があります。かつては元玉漿と呼ばれ、モンゴルの王族の飲み物でした。元朝のフビライ=ハンは馬乳酒を金杯に注ぎ、功労があった臣を労ったとされています。

 


(昔ながらの馬乳酒の醸造方法。馬乳を絞り出し、昔は皮袋の中に入れて攪拌し、数日後に乳脂を分離させて、酒を醸造しました。)

 


(モンゴルで販売されている馬乳酒。皮に入れられます。)

 

 モンゴルの草原を訪れ、モンゴル人の住むゲルの中に入ると、モンゴル人は人懐っこく、客好きであるので盛大な歓迎を受けるでしょう。長い帯状の絹布を両手に広げ、金杯または銀杯に注がれた馬乳酒をすすめられます。モンゴル舞踊で遠方からの客を誠意と敬意をもってもてなしてくれます。お酒をすすめられた客は、飲むことを途中で止めることはできず、一気に杯の中のお酒を飲み干さなければなりません。もし酒を飲まないと、主人を軽蔑する行為であるとみなされます。飲み終わると酒をすすめられた人にお返しにすすめても構いません。主人の誠意にあふれる気持ちによって、客との距離が縮まり、宴会の終わりには惜別の稔が湧いてくるのです。

 

 

 

 

 因みに今年で生誕100年を迎えたカルピスは創業者である三島海雲が、モンゴルで振る舞われた乳酸食品に驚嘆し、慣れ親しんだことがカルピスを開発するきっかけです。ここで紹介した馬乳酒やジョウヒ(牛乳を放置して発酵させ、上澄みを取り除いたもの。甘さのない生クリームのような味)をヒントに研究を重ね、日本で「醍醐味」という名前で売り出したのがカルピスの起源です。これから暑くなりますが、ルーツであるモンゴルの草原に思いをはせながら、冷えたカルピスを味わっていきたいです。

 


(注がれる馬乳酒やジョウヒ(牛乳を放置して発酵させ、上澄みを取り除いたもの。甘さのない生クリームのような味)。モンゴルの乳製品をヒントにカルピスが作られました。)

 


(今年で生誕100年を迎えたカルピス。これから暑くなりますが、ルーツであるモンゴルの草原に思いをはせながら、冷えたカルピスを味わっていきたいです。)

 


(カルピスも色んな派生製品がありますね。)

 


(饅頭。肉なし肉まんです。)

 


( 麻婆豆腐です。)

 


(醋溜白莱。白菜を辛子で炒めた料理。)

 


(セロリと鶏肉炒め。)

 


(ピーマンと豚肉の炒め物。)

 


(饅頭です。)

 


(ご飯は食べ放題です。)

 


(疲れた時は濃いめがいいです。)

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