中国北方人の小年の過ごし方

スマイル中国語教室

中国北方人の小年の過ごし方

 


(ペッパピッグはイギリスの幼児向けです。)

 

皆様、こんにちは!スマイル中国語教室の講師、楊 欣然です。農民暦の新年は大年と呼ばれます。この大年の前には小年と呼ばれる祝日があります。

 

小年は中国各地で考え方や日が異なります。北方地域では農民暦の12月23日ですが、南方地域では農民暦の12月24日となります。私は北方人ですので、小年の過ごし方についてお話しします。

 

小年にはかまどの神様(現在は台所の神様というべきですが)を祀ること、埃を払うこと、そして春聯を貼ることの3つのことをする必要があります。

 

まず、1つ目のかまどの神様を祀ることについては中国では言い伝えがあり、毎年農民暦の12月23日になると、かまどの神様が天に昇り、玉皇大帝(中国道教における事実上の最高神で天界または宇宙の支配者であり、その下の地上・地底に住むあらゆるものの支配者)へ、かまどの神様が住む家の人の善悪を報告し、賞を与えるべき者には賞を与え、罰を与えるべき者には罰を与えることになっています。そのため各家庭では新しい1年が良い年になるように、かまどの神様を供養するのです。

 


(玉皇大帝。道教における事実上の最高神で天界または宇宙の支配者であり、その下の地上・地底に住むあらゆるものの支配者)

 

2つ目の埃を払うこととは、家族で大掃除をして、家の中を綺麗さっぱりにすることです。

 

最後に3つ目の春聯を貼り終えると、本当の新年がやって来ます。どの家庭も幸せいっぱいに真っ赤な春聯、切り絵細工、そして福の字等を貼り付けます。最近中国国内ではペッパピッグ(Peppa Pig、イギリスの幼児向けテレビアニメのタイトル)が大流行しているので、今年はこの可愛い漫画の豚を貼り付ける人が多いです。

 

 

 

最近当校では中国国内よりたくさんの春聯と切り絵細工を購入し、飾ることでクラスの皆様に中国の文化を身近に感じていただけるように準備しています。

 

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