内モンゴル自治区の異国情緒豊かな玄関口、呼和浩特(フフホト)(その4. 雲を突き刺すように凛として美しい五塔寺)
皆様、こんにちは!! スマイル中国語教室のマーシーです。
今週も内モンゴル自治区の区都、呼和浩特(以下、日本語読みでフフホト) の旅行記です。今週は5つの小塔を配したフフホトのチベット仏教寺院、五塔寺です。
清の雍生帝の時代(1723〜1735年)建立され、ダライ=ラマ三世の舎利が祀られています。
元々は慈灯寺というお寺の中にあった五つの小さな塔を持つ金剛座舎利宝塔が、他の建物は倒壊し、この塔のみ残る状態が数百年の間続きました。この塔は、周りの環境にとらわれることなく、雲を突き刺すようにまっすぐと美しく伸び、人々はその凛とした塔から"五塔寺”呼ぶようになりました。
五塔には上から下まで全部で1000余りの仏像の彫刻が施されていることから、“千仏塔”ともいわれます。塔の高さは16.5m、全体はレンガと石作りで、動物が彫られ、モンゴル、チベット、サンスクリットの3種の文字で書かれた金剛経の経文がはめ込まれています。土台の上にまで登れ、仏、菩薩などが彫られた5つの塔の間を歩くことができます。また国内で発見された唯一の少数民族の文字(モンゴル文字)で書かれた天文図があります。清朝の天文学の重要な資料であり、貴重な文化財となっています。
数百年の時を超えてフフホトの歴史を見守り続けきた五塔寺。その華麗な彫刻で刻まれた塔はこれからも訪れる人々の心を魅了していくことでしょう。 (来週へ続く)
(五塔寺の入り口です。チベット仏教寺院らしく、やはりカラフルですね。)
(黄金のチベット仏教象。上には鳥人がいますね。)
(カラフルなチベット仏教の装飾。)
(チベット仏教の絵画。美しいです。)
(チベット仏教寺院らしく、輪廻転生をコントロールする舵がありますね。)
(チベット仏教寺院らしい石碑。)
(金色に輝く美しいチベット仏教の仏像。)
(モンゴルの英雄、アルタン=ハンの肖像画。)
(チベット仏教の阿修羅像。)
(チベット仏教寺院の内部。)
(チベット仏教寺院の内部。天国を再現。)
(五塔寺本尊。)
(小さいですが、仏の彫刻があります。)
(一つ一つ精巧に仏像が彫刻されています。)
(御祈りをささげる人々。)
(天井もカラフルです。)
(五塔寺。レンガおよび石造の高さ16mの塔で、内部にはダライラマ3世の舎利(遺骨)も安置されている。)
(上に5つの小さい塔があります。)
(塔には上から下まで全部で1000余りの仏像の彫刻がほどこされていることから、またの名を“千仏塔”ともいわれます。)
(彫刻の他、モンゴル、チベット、サンスクリットの3種の文字で書かれた金剛経の経文がはめ込まれています。)
(上への階段を上ります。)
(土台には動物が彫られ、上にはモンゴル、チベット、サンスクリットの3種の文字で書かれた金剛経の経文がはめ込まれています。)
(ダイライ=ラマ三世の舎利が祀られています。また、この五塔寺にはダライラマ3世の時代に、「釈迦の小指の骨」が持ち込まれたという伝説も残り、今でも五塔寺の地下宮殿に眠っているという逸話も残っています。)
(上への階段を上ります。)
(上に出ました。)
(塔には上から下まで全部で1000余りの仏像の彫刻がほどこされていることから、またの名を“千仏塔”ともいわれます。)
(仏、菩薩などが彫られた5つの塔の間を歩くことができます。)
(五塔からお寺の外を見渡してみました。)
(下にまた降りました。)
(モンゴル、チベット、サンスクリットの3種の文字で書かれた金剛経の経文がはめ込まれています。)
(国内で発見された唯一の少数民族の文字(モンゴル文字)で書かれた天文図。清朝の天文学の重要な資料であり、貴重な文化財となっています。)
(モンゴル文字で書かれた天文図。)
(国内で発見された唯一の少数民族の文字(モンゴル文字)で書かれた天文図。)
(横にモンゴル文字が書かれています。)
(モンゴル、チベット、サンスクリットの3種の文字で書かれた金剛経の経文がはめ込まれています。)
(転経筒。金属や木材などで作った筒の中にたくさんの経巻を入れ、チベット仏教の信者が一回まわすと百回念仏ができ、功徳を積むことができると考えられているものです。)