張さんという姓が多い水墨画の世界、張家界
こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今回の特集は毛沢東の故郷、湖南省にある張家界です。毛沢東も来たであろう、迫力ある風景に圧倒されました。
(張家界紹介)
湖南省は毛沢東の故郷でもあり、張家界はその西の地方の山間部に位置する。人口の70%は少数民族が占める。
張家界は漢の時代に戦いから、この大自然の地へ落ち延び、この地を発展させた張将軍のころより歴史上に登場する。その後、住民の多くが将軍にちなんで「張」の性を名乗るようになり、「張」の姓が増えたので張家界と言われるようになった。現在でもこの地の人々の姓は「張」が多く、張さんという姓の人が約20%を占める。
張家界は水墨画で出てくるような荒々しい岩山の風景が有名な世界自然遺産である。乱立する100m以上切り立った各々崖にたくましく松などの植物が生える光景は水墨画の世界そのもので見るものを魅了する。もともと海底から隆起したものだが、この地は地震が少ないので、隆起した地層がそのまま残っている。
(感想)
中国には中部から東北にかけて日本では見られませんが、植物がまだらな大きな岩山が多いです。これは日本と異なり、地震が少ないので海底から何万年も前の地層が隆起したものが残り、岩も崩れないので砂利にならず、木などが生えにくかったためです。
イメージとしては植物がまだらに生えている「グランドキャニオン」といったほうがわかりやすいでしょうか。中国には黄山、桂林、張家界、盧山などは切り立った崖が多い水墨画の世界が広がる風景が多くあります。
標高は1,300m程ですが、山の天候が変わりやすく、私が写真を撮った後も直ぐに霧が出てきて3m先が何も見えない状態になりました。時間によってはまったく何も見えずに帰ってしまうかわいそうな人も多くいるそうです。
実はこの旅行でヒヤッとしたことがありました。200m位ある崖上で腰を引きながら写真を撮っていると、フェンスも頑丈でない中、フェンスの近くでこけてしまい旅行の最後で死んでしまうのかという思いが一瞬頭をよぎりました。何とか無事でした。
旅の終わりに毛沢東の好物として有名な本場の湖南料理の豚肉の回鍋肉を食べました。油の塊で、脂っこく、さすがに3個以上では食べられませんでした。
張家界の絶景です。
毛沢東が好んで飲んで食べたという豚肉の回鍋肉!
張家界の地元料理!