果てしない歴史のロマンが広がるモンゴル草原(その1.雄大な荒野を抜けて)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
数週に亘って内モンゴル自治区の区都、呼和浩特(以下、日本語読みでフフホト)の旅行記を続けてまいりましたが、今週はフフホトを一時的に離れ、いよいよ内蒙古旅行の本当の目的地であるモンゴルの草原へと向かいました。
私は昔、井上靖の「蒼き狼」等の歴史書でジンギス=カンやモンゴル帝国に興味が持つようになり、また小学校の国語の時間に読んだ、「スーホの白い馬」に描かれた大草原や羊の放牧など雄大な自然に対して深い思い入れがあったため、モンゴルの草原はずっと行ってみたかったところでした。ゴールデンウイークの長期休みと草原の緑が生える時期が合い、ようやく念願叶ったというわけです。
モンゴルの草原は大きく4つに分かれていますが、今回はその草原の一つ、希拉穆仁草原(以下、シラムレン草原)に向かっています。シラムレンは、モンゴル語で「黄色い川」という意味で、シラムレン川の近くにある「普会寺」というチベット寺院からとった名前です。シラムレン草原は俗に「台河」と呼ばれており、フフホトから北へ約100qのところにあります。
飛行機と車でどこまでも続くモンゴル高原を移動します。その道中は四方八方、平原と小高い丘がどこまでも続く荒野。途中にはモンゴル民族の住むゲルが見え、崇拝するチベット仏教のオボー(宗教的な儀式が行われ、草原の標識代わりともなるモンゴル族のモニュメント)も見えます。標高2000m以上のところにあり、岩肌にはエーデルワイス科の高山植物が見えます。行く途中の荒野の景色も飽きなかったです。
この風が吹き、砂塵が飛び交う草原の道を車で2時間以上かけて超えると、徐々に緑のモンゴルの草原、シラムレン草原が見えてきます。今回たどってきた荒野の道はモンゴル帝国全盛期に、シルクロード商人の隊列がこの道をさかんに往来し、マルコ・ポーロもこの道を通って元の皇帝・フビライへ拝謁するために、通った草原の道です。それを想像すると、この荒れ果てた荒野にも歴史の重み感じますね。
今週はプロローグでした。しばらく内モンゴルのシラムレン草原の旅行を続けます。またフフホトへ戻ります。
(内モンゴルの空は良い天気でした。)
(内モンゴルの荒野が見えてきました。何もありません。)
(道しか見えない。)
(三輪トラックや運搬トラックとする違います。今回たどった道はモンゴル帝国全盛期に、シルクロード商人の隊列がこの道をさかんに往来し、マルコ・ポーロもこの道を通って元の皇帝・フビライへ拝謁するために、通ったのです。)
(青い空の下、荒々しい山々が続きます。)
(旅行区?)
(自然の人間の手が加えられてない荒野が続きます。)
(ずっと平原が続きます。)
(ドライブインが見えてきました。)
(ずっと続いてる草原の道。)
(モンゴル語と中国語で書かれた看板。"シラムレン草原に行って民族風情を体験し、草原を楽しもう!" )
(チベット仏教の五色の旗の残骸と鳥の巣がある枯れ木。 )
(途中で降りて小高い丘に登ってみました。)
(標高2000m以上のところにあり、エーデルワイス科の高山植物が見えます。)
(高山岩苔が見えます。)
(岩肌に咲く高山植物。)
(モンゴル族が作った石の山。モンゴルの草原は平らで迷いやすいため、旅の標識代わりになります。)
(荒野に咲く高山植物。)
(小高い山から。道路しか見えない。)
(川と今来た草原の道以外何もない、、、。)
(チベット仏教徒であるモンゴル族のモニュメント。小高い丘にある。)
(近づいてみます。)
(周りにも小さなモニュメントがあります。)
(広大な空の下で。)
(また草原の道を行きます。)
(モンゴル族に放牧されている豚。)
(モンゴル族が飼っている番犬。吠えられちゃいました。)
(地平線にモンゴル族のパオが見えます。)
(地平線に向かって草原の道を行きます。)
(果てしなく続く地平線。)
(草原に馬の放牧が見えます。)
(高山植物が山の岩肌に生えてます。)