鮮やかな青い服が印象的な水族(李さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミュージシャンこと、アシスタントの李です。
今日は私の故郷、湖南省を中心に生活している、鮮やかな青い服が印象的な水族について紹介いたします。
宋の時代くらいから貴州省黔南プイ族苗族自治州三都水族自治県を中心に居住してきた民族で現在は約40万人いると言われています。
水族というのは水辺の人という意味で河のほとりに暮らしていることにちなんで名付けられたと言われています。水族は平地の少ない貴州の川沿いで水稲耕作をしながら生活しており、水稲の耕作にまつわる水族の祭りは一年を通して20以上あります。
また水族の祭祀として毎年10月から11月になると水族の暦に従い、先祖祭祀の端節が行われます。真夜中に銅鼓に供物を家の祖先棚の前に置き、女性が叩いて、祖先の霊を慰めます。
他の代表的な祭祀として毎年夏になると東方のバレンタインデーと呼ばれる卯節が行われます。未婚の男女は卯の坂に集まり、歌で気持ちを伝えて、それから歌で配偶者を選ぶというものです。
(酸湯魚。酸っぱさの中に辛さがあり、新鮮な味がしており食欲をそそる一品です。スーラータンは当地の特産唐辛子と栄養が豊富な薬草と漢方薬を使い、もやし、筍、玉ねぎなどを入れ、特別な風味を出しています。スープが出来上がってから、魚を入れ煮込み、柔らかい魚が味付けたら出来上がりです。トマトを発酵させた紅酸を使ってます。トマトと唐辛子を混ぜたスープを使ってます。貴州省東南部は塩のとれない地域だったことから、風味を増すために“酸”が作られたとされ、乳酸発酵から生まれる爽やかな酸味が特徴です。)
水族は水語を話し、漢字を逆転したような表意文字の水書(ル・スイ)と呼ばれる絵文字、象形文字を合わせた独特な文字を使っています。水書には信仰、暦法、哲学、文学、芸術などが含まれ、水族研究の貴重な資料とされています。
貴州の川沿いで水稲耕作をしながら生活している水族。自然を尊重しながら今を生きているのです。