中華文明の源となった河南省の古都、洛陽の旅行記(その6.スープばかりの水席料理。漢魏洛陽古城)
(水席料理の豚肉のチャーシュー料理。スープいっぱいですね。)
こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今週は1ヶ月以上続いた洛陽旅行記の〆として独特な洛陽グルメを紹介します。
中国河南省の洛陽には「水席料理」といわれる伝統料理があります。この水席には2つの意味があり、一つは文字通り水を使ったスープのメニューが多いこと、そしてもう一つは流れるように次から次へと料理が運ばれてくるという意味です。また洛陽は乾燥地域であるも適度な水分補給する必要があり、スープ料理が広がったようです。
中国の歴史上、唯一の女帝、則天武后がわざわざ食べにこの地を訪れた料理で、フルコースは二十四品。前菜八品とスープ料理十六品は、すべて味と食材が異なります。
洛陽で100年以上続く真不同飯店というお店に入りました。全ての具がスープに入っているのに驚きました。スープをいただいてみて全体的に薄口ですが、とてもお上品な味で、普通の中華スープとは一線を画しています。聞いてみると、鶏がらで出したスープに胡椒をきかせてあるだけでした。いろんなバリエーションがあり、独特で面白かったです。全部制覇したかったですが、時間とお腹に制限があり、4品t注文しただけで終わったのは残念でした。
(水席料理のお店、真不同。洛陽で100年以上続く伝統のあるお店です。)
(隋唐時代の着物を着た店員さんが食べ物を配膳してくれます。)
(水席料理のゆば料理。)
(水席料理の椎茸ときくらげの料理。地味に見えますが、椎茸の風味が美味しいスープ!)
(水席料理の内臓料理!これもスープ!)
(あとがき)
水席料理を食べてお腹いっぱいになってから古都洛陽を後にしました。帰り際、漢魏洛陽故城を通りかかりました。歴史上、西漢、東漢、曹魏、西晋、北魏などの王朝がここに都を置いたようです。当時の様子はわかりませんが、栄華を誇っていたのでしょうが、今では農村の畑の中にあり、強者どもが夢の跡と言った感じですね。
(漢魏洛陽故城!民族文化を感じ取り、中華文明を伝承していくと書かれている。)
(漢魏洛陽故城の入口。.)
(このトウモロコシ畑の向こうにあります。)
(言われなければわからない。普通の農村の畑ですね。)
(小高い山があります。)
(発掘されている遺跡です。ロマンを感じますね。)