三顧の礼で諸葛亮孔明を迎えた三顧堂(文さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室の四川のグルメ王こと、アシスタントの文 慶洪です。
今日は蜀の劉備が三顧の礼で諸葛亮孔明を迎えた場所として有名な三顧堂について紹介いたします。
三顧堂は、かつて諸葛亮孔明が蜀の王となる劉備に仕える前に住んでいた茅の庵があった場所です。207年に劉備は古隆中に諸葛孔明を訪ね、「三顧の礼」を尽くして軍師に迎えました。 このとき諸葛孔明は劉備に有名な「天下三分の計」を説いたといわれています。
(三顧の礼の話)
諸葛孔明を軍師として招聘しようとする劉備に対し、関羽と張飛は年下の人物なのだから呼び出すように言いますが、劉備はこちらからお願いするのに、呼び出すなんて失礼な事は出来ないと言い、関羽と張飛を連れて、孔明の元を訪れます。しかしなかなか孔明は面会しませんでした。
3度目に劉備が訪れた時、孔明は昼寝をしていましたが、劉備は起きるのを長い間待っていました。孔明が起きてから劉備と対面し、自分のようなものを3度も訪ね、今回は起きるまで待っていてくれた劉備に対して、感銘を受け、仲間になったのこです。この逸話を基に、「三顧の礼」という言葉が生まれたのです。
現在の三顧堂は1719年に建てられたものです。三顧堂の前には劉備が諸葛亮孔明を訪れた時、馬を繋いでいた木がまだ残っている他、諸葛孔明が面会した場所や実際に孔明が耕していたとされる畑がまだ残っています。歴史のロマンを感じさせますね!