中国の七夕はバレンタインデー!
こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今日は日本各地で七夕祭りが開催されているところが多いですね。そこで今日は中国の七夕について紹介いたします。
中国の七夕節は旧暦の7月7日で新暦では8月初旬となります。日本では願いごとを書いた短冊を笹に結びつけたりしますが、中国では行いません。現在の中国の七夕は2月14日と並ぶバレンタインデーです。しかも両日とも日本とは異なり、男性から女性にプレゼントを贈ったり、デートを設定しなければなりません。
プレゼントの一番人気は赤い薔薇で、他にも花としては季節の紫陽花やカーネーション等も人気です。またプレゼントとして洋服、アクセサリー等を送る他、中国語の”I love you”である”我??”(発音:w? ai n?が中国語の520の発音に似ているため)から520元(約9000円程度)を贈る人もいるようです。また50、20、10元札をハート型に折って気持ちを表すこともあります。
現在はバレンタインデーになっていますが、もともとの中国の七夕節は女の子が裁縫や刺しゅうがうまくなるよう祈る日で女の子のお祭りでもありました。というのは織姫・彦星の七夕伝説の織姫は裁縫を司った神でもあったからです。そのため、七夕節は“乞巧?”(裁縫や刺しゅうがうまくなるよう祈る日)とも呼ばれています。不器用な女の子はお嫁の貰い手がなかった、あるいは良いところにお嫁に行けなかったため、嫁入り前の娘たちは七夕の夜、庭に果物などを供え、織姫星に裁縫上達の祈りを捧げたのです。
現在、娘たちが星に祈りを捧げた七夕?・乞巧節は廃れ、ここ数年、西洋から入ってきたバレンタインデーに触発される形で、中国版バレンタインデーとして復活しました。最近盛んになった中国の七夕節は男性がプレゼントを贈ったり、一緒に特別なディナーを食べるなど、男性の負担が大きくなっており、商業的な戦略も見えますね。いずれにしても中国人の彼女を持つ男性にとっては一大イベントで中国の街では男性陣の涙ぐましい頑張る姿が見られる日なのです。