中国の家庭のかかあ天下(妻管厳)について

皆様、こんにちは！スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 

　今日は中国の家庭のかかあ天下について。中国の家庭では圧倒的にかかあ天下であることが多いです。恐妻家のことを中国語では「妻管厳」といい、字のごとく「妻の管理が厳しい」という意味です。夫はどんな時も、どんな事でも、妻が正しいと言えば、それに従うしかありません。

 

　中国は男女平等社会なので、中国では女性が解放され、「天の半分を支える」とまで言われます。中国人女性は働いている人が多いため、夫は働いていても料理、家事全般を作らなければならない家庭が多いです。

 

　外ではおとなしそうにしているのに家族の前では、とても横暴になる奥さんもいます。財布のひもは完全に妻が握っており、また24時間どこで何をしているかを電話で連絡報告しなければならないこともあります。　

 

もし奥さんが怒っても怒るのは禁物です。理不尽でも理屈が通ってなくても口喧嘩では100％、奥さんに勝たせないといけません。ハイハイ言って、寛容に接したり、離れていると、怒りはそのうち収まるようです。

 

　一方で夫が会社でいじめられたり、何かトラブルにまきこまれていると、同じように怒ったり不満を共有してくれたり、あるいは夫の後ろ盾になって一緒に戦ってくれたりします。恐妻の中には会社まで乗り込んでいく人もいるようです。

 

　『妻管厳』は、男性が女性を尊重する１つの方法です。不尽でも夫は家庭ではだまって家庭では従うことが家庭平和につながるようです。これは日本の家庭でも同じかもしれませんね。