貴州省南部、南西部で生活するプイ族(李さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミュージシャンこと、アシスタントの李です。
今日は貴州省南部、南西部で生活するプイ族について紹介いたします。
プイ族は中華人民共和国、ベトナムに住む少数民族です。ベトナム語での名称はボイといわれています。約 300万人いるといわれ、黔南布依苗族自治州、黔西南布依族苗族自治州などに多く住んでおり、美しい風景の山岳地帯で水稲耕作を営んでいます。
有名なのは安順市南西の黄果樹瀑布や貴陽市の南にある花渓で、花渓は貴州高原の花と呼ばれています。空気が澄んで花が美しく、プイ族の住む湖潮寨は「花渓」の上流にあり、そばにある金銀潭は水深が深く、湧き出す水は薄い緑や黄金色に見えます。
プイ族が住んでいる地域は茶葉の産地としても知られ、プイ族が栽培する中で最も特色のある茶葉は「姑娘茶」と呼ばれるもので、若い女性が摘み取り、茶葉の形が美しくて高品質です。また、姑娘茶は親しい友人や恋人へのプレゼント用の茶葉となります。
プイ族の伝統舞踊には「銅鑼舞」、「織布舞」、「糖包舞」などがあり、楽器には、チャルメラ、月琴、「洞簫」と呼ばれる簫の笛、木の葉笛などがあります。このほか演劇には、「地劇」や「花灯劇」などがあります。
プイ族の織物、ろうけつ染め、銅器など民族工芸は有名で、ろうけつ染めは精巧なうえに芸術性も高く、欧米や日本、東南アジア向けに輸出されています。銅器はもともと物を入れる器でしたが、現在は楽器の一種として使用されているのです。