第2の故郷、深セン(その7.大迫力だった明思克航母世界(ミンスク・ワールド))
こんばんは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今日は思い出の場所、深センに駐在時は何度も訪れた「明思克航母世界(ミンスク・ワールド)」について。残念ながら2016年2月14日をもって閉鎖しており、現在はないようです。観光地の少ない深センで貴重な場所だったのですが、残念です、、、。
ミンスク・ワールドは 深センの東の外れ、塩田区にありました。当時も現在も同じですが、地下鉄も開通しておらず、深セン市内からバスに揺られ、1時間程行った不便な場所にあった記憶があります。
ミンスクは世界5番目の空母で1979年に建造、ソ連太平洋艦隊に配属され、長期に渡って日本列島の周辺海域を巡航していました。ソ連解体後はロシアが引き継ぎましたが、財政悪化で長期保留後、1993年に退役しました。
ミンスク号は全長約300メートル、高さは22階建てのビルに相当する巨大空母です。艦内には全長約8メートルの魚雷やミサイル貯蔵庫、航海用品や軍服など旧ソ連海軍にまつわる品々が展示されており、広い戦闘機格納庫ではロシア歌舞団によるパフォーマンスも見られました。甲板には発射台にセットされたミサイル、ミグ戦闘機やヘリが見学できるほか、儀典兵のデモンストレーションも行われ、人気を呼んでいました。
1995年末に韓国に売られ、3年後に深センの会社が530万ドルで買い、テーマパークが建設されていました。閉鎖の理由は経営不振だったとのことで閉鎖後、江蘇省南通蘇通科技産業園に移され、100億元を投じて改修されるようです。
あの勇姿は今、江蘇省にあるんですね!また機会があれば行って見てみたいです。