苗(ミャオ)族の侵入を防ぐために造られた苗疆長城(李さん特別編)

スマイル中国語教室

苗(ミャオ)族の侵入を防ぐために造られた苗疆長城(李さん特別編)

皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミュージシャンこと、李です。

 

 今日は私の故郷、湖南省にある苗疆長城について紹介いたします。

 

 

 苗疆長城は湖南省の鳳凰県にあります。この長城は苗(ミャオ)族の侵入を防ぐために造られたため、苗疆長城と呼ばれますが、中国南方の長城であることから、南方長城とも呼ばれています。私は苗族の出身ですので、ご先祖様が戦ったとのかと思うと感慨深いものがあります。

 

 

 

 

 苗疆長城は明の時代に造られ、3年で完成しました。長さは190qもあります。苗疆長城は中国歴史上でもまれにみる壮大な工事がなされたところであり、明清時代の少数民族に対しての対策をうかがうことができる貴重な歴史的の証言者となっています。数キロおきには兵の詰め所が設けられ、苗族と漢民族の行き来を厳しく監視していました。

 

 

 

 険しい石段を登って行くと、上の長城の通路の左右には苗族を迎え撃つための砲台が築かれています。階段は幅が狭くて700段以上もあり、手すりがないのが怖いです。

 

 

 

 

 今日はここまで。また湖南省や苗族の文化について紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

 

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