インドのアルナーチャル・プラデーシュ州の他、チベット自治区にも生活している門巴族(メンパ族)(李さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミュージシャンこと、アシスタントの李です。
今日はチベット自治区南東部のモンオ地区やメド地区に住んでいる門巴族(以下、メンパ族)についてお伝えいたします。
メンパ族はチベット系民族で、主にインドのアルナーチャル・プラデーシュ州で生活していますが、チベット自治区にも生活しています。また、チベット高原の門隅地区に住み、チベット族と交流してきたため、チベット語で話し、チベット文字が使っています。
メンパ族の多くはラマ教を信仰し、少数の者は原始宗教を信仰しています。13世紀にチベットの一部分として組み入れられ、17世紀以降、メンパ族はチベットの政教一致の地方政府の統治下に置かれました。
メンパ族の人たちは主として農業に従事し、牧畜と狩猟も行います。チベットの封建農奴制度の下で、焼き畑農業を行っていますが、生産力のレベルは非常に低く、貧しい生活を送っていました。1959年にチベット地区で民主改革が実行され、メンパ族の人たちもチベット族の人たちとともに解放されました。特に改革・開放に伴って、メンパ族の人たちの経済と文化は大きな発展をとげたのです。