中国でのマンション購入について

スマイル中国教室

中国でのマンション購入について

こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。今日は中国でのマンション購入についてお話しします。

 

 

中国人が結婚するにあたって男性が不動産を所有していることが条件として求められる等、中国人の家に対する関心は非常に高いです。中国人にとって家が家族と家庭の象徴であり、家があって初めて安定が生まれるのです。賃貸では借り暮らしの感覚になってしまうため、ダメなようです。

 

 

その家ですが、中国の都市部では人口が多いこともあり、マンション住まいが一般的です。

 

 

マンションを購入する場合、日本と全く違うのは購入時点では部屋はドア、窓がないのは当然のこと、コンクリートがむき出しでインテリアも何もない空間(毛?房と中国語でいう)なのです。それは中国ではマンションの建築業者と内装業者が連携しておらず、購入者が内装から手配しなければならないためです。

 

 

しかも購入後、購入者自らが手配して、インテリアを設計し、施工して住める状態にしなければなりません。これは独自の設計ができるためということもありますが、内装業者が思うようなデザインにしてくれないことが多かったり、品質の悪いものを買ってくることがあるからです。お金に余裕のない人は内装にほとんど手をつけず、コンクリートがむき出しのままの部屋で生活する人もいます。

 

 

そのため、映画、旅行情報などの検索や予約できる中国最大の生活サービスアプリ「美団点評」でも、内装業者や家具などの製品情報を探せる「家装」という独立した項目があるほどです。

 

 

 

 

リノベーションは自由にできます。よく行われるのは、ベランダを壁で囲って部屋に変えるというものです。中国では窓から物干し竿を突きだして、そこに衣類を引っかけて干す人が多く、スペースがもったいないから、そのようになるわけです。

 

 

マンションを選んで購入するだけでもパワーが必要なのに、更に内装は自分たちでやらないといけない。中国でマンションを購入するのは大変な労力がいることなのです。

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