山東省の山々に残る 磨崖(まがい)碑(蔡さん特別編)

スマイル中国語教室

山東省の山々に残る 磨崖(まがい)碑(蔡さん特別編)

皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のノッポさんこと、アシスタントの蔡です。

 

 

 

今日は私の故郷、山東省の山々に残る磨崖(まがい)碑について紹介させていただきます。

 

 

 

 王羲之と並び、中国2大書聖と称される北魏の書家、鄭道昭。山東省の山々には、没後1500年が経った今でも彼が字を彫り込んだ「野外芸術」といわれる摩崖碑が残っています。

 

 

 

磨崖碑とは、磨かれた石にではなく、自然の岩に文字を彫ったものです。「石碑」と異なり、小さな文章を刻んだ岩のことです。紙が発明される前は「書丹」といわれる、石面に直接文字を書いてから彫っていました。青空のもと、自然の岩石相手に筆をふるうのは、さぞ気持ちがよかったことでしょうね。

 

 

 

 摩崖碑がある山として特に有名なのが雲峰山です。それ程高い山ではありませんが、とても眺めの良い場所で、伸びやかな文字が語りかけるように、鄭道昭がここに座って目の前に広がる壮大な景色を感じながら一休みする姿が浮かんでくるようです。皆さんも機会があればぜひ来てみてください。

 

 

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