冒険家マーシーの旅行記、第2の故郷、深セン、広州湾周辺、および珠海編です。

皆様、こんにちは！スマイル中国語教室のマーシーです。

 

 

今日は深センに住んでいた時によく散歩していた蓮花山公園です。この公園の中央にある蓮花山の山頂には中国の改革開放の父「�ｹ小平」の銅像があることでも知られています。

 

蓮花山は山といっても標高は106mと低く、ゆっくり登っても20分くらいで山頂に辿り着くことが出来ます。山の途中には養蜂所があり、歩いていると「ハチミツ買わないか？」を声を掛けられますが、歩道のすぐ脇に養蜂所があるのは安全面で大丈夫なのかと思いつつ、山頂へ向かいます。山頂広場からは深センに町並みが一望できます。

 

 

 

 

�ｹ小平は身長150センチと小柄でしたが、頭の回転が速く、眼光人を刺す如く鋭かったことから毛沢東は�ｹ小平の人柄を「綿中に針を蔵す」と評しています。毛沢東時代は何度か権力を剥奪されて失脚しますが、毛沢東没後、混乱していた中国を立て直しました。

 

1992年の1月から2月にかけて、87歳の�ｹ小平は自らが作った経済特区の深セン、珠海、汕頭、そして廈門を視察し、「改革開放を加速せよ！」と号令をかけました。いわゆる「南巡講話」です。

 

号令後、中国は政治は社会主義を貫くが、経済は市場経済に移行するという特異な社会主義市場経済に変わって行きました。つまり「政治に口を出さなければ、金持ちになる自由を与えるぞ」と発破をかけたのです。

 

深センの発展は�ｹ小平による改革開放戦略によるところが大きく、深センには�ｹ小平ファンが多いことからこの銅像を見に来る人は多いです。

 

この�ｹ小平の像はしっかりとした足取りで歩く像となっており、"改革開放"の道路をしっかりとした足取りで歩くということを示しています。

 

 

 

�ｹ小平の功績を称える公園には凧を揚げる人がいたり、ジョギングをしたり、深セン市民の憩いの場所となっています。休日のちょっとした運動やのんびり散歩するには良いスポットですね。