今日は最近、中国でホットな話題となっているゴミの分類についてお話しします。

スマイル中国語教室

今日は最近、中国でホットな話題となっているゴミの分類についてお話しします。

皆様、こんにちは!スマイル中国語教室の講師、楊 欣然です。今日は最近、中国でホットな話題となっているゴミの分類についてお話しします。

 

 

 今年7月1日より上海市は正式にごみの分類を実施することとなりました。 個人および企業はごみの分類の規則に従わなければ個人の場合は最大二百元の罰金となり、企業が分類しなかったり、遠くに運んで投棄した場合は最大で五万元の罰金が科せられます。 これは中国史上最も厳しいごみの分類と言われています。

 

 

 上海市のごみはリサイクルごみ、有害ごみ、資源ごみ、生ごみの4種類に分けられます。 上海市の市民は、最初はどのように捨ててよいかのかわからず、またごみの分類もわかりませんでした。しかしボランティアのサポートによって今では住民の90%が正確にごみを分類することができるようになりました。 ごみの分類に加え、ごみ捨て時間と場所が決められています。住民がごみを捨てる時間のピークに合わせ、ごみ捨て時間を1日3~4時間とし、300~500世帯毎にごみ捨て場を設置しています。

 

 

 では資源ごみと生ごみはどのように対処するのでしょうか。資源ごみは焼却中にクリーンな電気となり、年間約15億キロワットの電力を発電します。残渣はレンガやセメントなどの建材となり、焼却によって残った灰は焼却前のごみの体積の1%まで小さくなった状態で埋立てて捨てます。生ごみは袋から破って出し、分類してから加水分解してどろどろした液体をつくった後、発酵させて肥料としたり、あるいは真空処理をすることでバイオタイプの堆肥とメタンガスを作るのです。

 

 

 現在北京、広東、浙江、天津、重慶などの全国46の都市も徐々にごみの分別を実施してきており、中国の国民の環境保護の意識も次第に高まっています。私は中国が環境保護を進めることで更に美しい国となることを期待しています。

 

 

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