台湾や中国の福建省に幅広く住んでいる高山族(羅さん特別編)

皆様、こんにちは！スマイル中国教室の、のび太くんこと、アシスタントの羅です。

 

今日は台湾や中国の福建省に幅広く住んでいる高山族について紹介いたします。

 

 

 

　高山族は、古代にインドネシア方面から渡来したとされ、台湾や中国の福建省に幅広く住んでいる少数民族で台湾には約40万人、中国には約4000人います。

 

 

 

 

　高山族のルーツは主に大陸南東部沿海一帯の古越人の一派であり、その後フィリピン群島や琉球群島から来た少数の住民と融合して形成されたと考えられています。台湾で最も早くから住みついたといわれる民族です。

 

 

 

 

　高山族の人びとは顔に入れ墨を施し、歯に穴を開け、耳に骨などを通す習慣があります。主に農業、林業、狩猟に従事しています。高山族の中でも雅美人と呼ばれる人々は漁業に携わっています。

 

 

 

 

　台湾では日本統治時代に高砂族と呼ばれていました。現在は台湾当局の支配の下で、山の中で生活しており、「山胞」とよばれていますが、一部の山胞は都市に入って暮らしており、生活と文化に大きな変化が生じていきているのです。

 

 

 

 

 

 

　高山族には赤と白に華やかな装飾模様を描いた小舟が有名です。白は貝殻、赤は赤土、黒は墨を原料にした塗料で彩色されています。また釘などを使わず、校倉造のように木と木の形を組み合わせて作られています。

 

 

 

 

 

 

 

　実は太平洋戦争時代の主にニューギニア戦線で劣勢となった日本軍は、ゲリラ戦で抵抗しましたが、台湾から高山族も日本軍として送り込まれたようです。元々山の中で生活している民族であったことからサバイバル能力がズバ抜けていただけではなく、兵士としての戦闘能力も、ダントツだったようです。6000人ほどが召集され、3000人以上が亡くなったのではないかと見られています。日本とも関わりのあった民族なのです。