"黄河の水 天上より来たる"山西省にある黄河最大の滝、黄河壺口瀑布(何さん特別編)
こんにちは、スマイル中国語教室のアシスタントの何です。はじめまして!よろしくお願いします。
私は山西省の出身です。山西省は安徽省と並び、古来より優れた商人を輩出してきたことで知られています。耕地が少なく、人口が多かったため、農業だけで暮らしていけず、外地へ商いを行うことで生計をたてていました。 昔、山西省は晋と呼ばれ、その商人は晋商と呼ばれていました。晋商は山西省の特産物の交易だけでなく、中国初の金融機関「票号」を設立しました。
今日は山西省にある黄河最大の滝、黄河壺口瀑布について紹介いたします。ここは川幅が300m以上もあったのが、わずか50mほどに狭まり、落差約30mの滝となって落ち込んだ場所です。この場所は河の流れが壺みたいな形状をしていることから「壺口」と呼ばれ、滝と合わせて黄河壺口瀑布と呼ばれるようになりました。
"黄河の水 天上より来たる"。青海省から流れ出た黄河は、四川で進路を北に変え、甘粛省、寧夏回族自治区、内モンゴルを悠々と流れていきます。そして内モンゴルのオルドスで山にぶつかり進路を東に。やがて険しい山に阻まれ、この壺口から黄土高原の黄色い土砂を巻き込んで黄河となるのです。