楊先生の漢詩朗読(その31. 孔子の論語に出てくる学而第一1)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室の講師、楊欣然です。
今日は皆様にもお馴染みの孔子の論語に出てくる学而第一 1を中国語で味わってみたいと思います。
楊先生の孔子の論語に出てくる学而第一 1の漢詩朗読はこちらから
(孔子が弟子たちに教えを説いた杏の木があった杏壇。)
皆様も学生時代、漢文の授業で学んだことがある漢文だと思います。
(孔子のお墓。)
学而第一 1
子曰學而時習之章子曰。
學而時習之。不亦説乎。
有朋自遠方來。不亦樂乎。
人不知而不慍。不亦君子乎。
(書き下し文)
子曰く、
学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。
朋有り、遠方より来たる。亦楽しからずや。
人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。
(現代語訳)
孔子はおっしゃいました。
習ったことを機会があるごとに復習し身につけていくことは、なんと喜ばしいことでしょうか。
友人が遠方からわざわざ私のために訪ねてきてくれることは、なんと嬉しいことでしょうか。
他人が自分を認めてくれないからといって不平不満を言うことはありません。なんと徳のある人ではないでしょうか。
『論語』は孔子や孔子の弟子たちの言葉を集めたもので、どこからでも読め、どこで止めても特に不都合はありません。
時折自分の愚かしさを言い当てられたようなハッとするような話もありますね。 『学問に大切なことは、学ぶことと考えることだ。学んだだけで考えないと、道理の中心がつかめない。』さらには実行にうつせるようにならなければならない。耳が痛い言葉ばかりですね。