中央アジアで広く生活し、中国55少数民族のひとつに数えられる柯爾克孜族(キルギス族)(何さん特別編)

皆様、こんにちは！スマイル中国語教室のミステリーハンターこと、アシスタントの何です。

 

　今日は キルギス共和国を中心に中央アジアで広く生活し、中国も55少数民族のひとつに数えられる柯爾克孜族(以下、キルギス族)について紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

　キルギス人は、キルギス共和国の約260万人の他、旧ソビエト連邦諸国や中国の新疆ウイグル自治区などに数十万人が住んでいます。中国では、新疆ウイグル自治区内にある、クズルス・キルギス自治州があり、キルギス族が多く住んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

　キルギス共和国は、中国と地中海を結ぶかつてのシルクロード沿いにあります。かつてのキャラバンルートには地形の険しい天山山脈があり、ユキヒョウ、オオヤマネコ、羊などが生息しています。キルギスは都市化が進んでいるものの、一部の人々は今でも昔ながらの牧畜生活を送っています。ジュルトという移動式の家やボズュイというドーム型の伝統家屋に住み、広大な高原地帯で馬や羊の牧畜を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

　キルギスの料理は羊肉や馬肉を用いることが多く、様々な乳製品があります。客人が来ると、羊を一頭丸々さばいたベシュパルマックという料理を作ります。これは麺の上に羊の頭と肉が載せられ た豪快料理で、食べる時は、素手で食べるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　伝統な習慣として騎馬と鷹狩りがあります。鷹は、野生のヒナを巣から捕り、一緒に暮らして育て、訓練します。40年ほど生きるそうで、20歳位まで鷹狩りに使った後は、自然に戻すようです。キルギス族の鷹狩りは広くて乾燥したｺﾞﾋﾞ砂漠で行われ、逃げる野ｳｻｷﾞを､鷹が後ろから追いき､爪でしっかりとｳｻｷﾞを捕まえる光景が見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　かつてのシルクロードの繁栄を見続けてきたキルギス族。生業は元来はほとんど遊牧でしたが、現在は多くが農業などに定住化してはいますが、昔からの伝統を守り続けています。