カザフスタンを含む中央アジアから中国新疆ウイグル自治区等の多くの国に跨って住んでいるカザフ族(金さん特別編)

皆様、こんにちは！スマイル中国教室のキムチ大好き、アシスタントの金です。

 

　今日はカザフスタンを含む中央アジア、中国新疆ウイグル自治区などなど、多くの国にまたがって住んでいるカザフ族について紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

　カザフスタンからロシアまで、ユーラシア大陸のど真ん中に広がる草原地帯「カザフステップ」が、カザフ族のふるさとだと考えられています。

 

 

 

 

 

 

　カザフ族がもともとは遊牧民族でした。ほんの100年ほど前までは、彼らは馬を操って草原を疾走し、パオ(テント)とともに移動を繰り返していました。

 

 

 

 

 

 

　カザフ族の大部分が定住した現在では、彼らの居住地域はカザフスタンやウズベキスタンを含む中央アジア、中国新疆ウイグル自治区、ロシア、モンゴルなどなど、多くの国にまたがっています。中国に住むカザフ族はカザフ自治県に多くが住んでいます。自治県内では、カザフ族が他民族とあまり混ざることなく生活していることが多いのです。

 

 

 

 

 

　現在、旧ソビエト連邦からカザフスタン共和国へと移行した地域で暮らすカザフ族や、そのほかの周辺近隣国内に組み込まれてやはり遊牧民であることを捨てたカザフ族たちは、カザフ族であることを誇りとしつつ、また同族間の意識を保ったまま、それぞれの土地で農耕や商業活動などを行っています。

 

 

 

 

　カザフ族で有名なのは両翼を広げると2mもあるイヌワシを使った鷹狩です。その祭典であるゴールデン・イーグル祭りは毎年、秋に行われるカザフの鷹匠の祭典です。カザフスタンではバヤンウルギー県郊外にて盛大な祭りが行われます。伝統的な民族衣装に身をつつみ馬にのった人々が集うパレードや、小高い丘にイヌワシを放ち、その後、飼い主の元へ呼び速さを競う競技、馬上の人々がヤギの皮を奪い合う「ククパル」と呼ばれる競技などが鷹狩りの技を競う競技ともに繰り広げられるのです。