楊先生の漢詩朗読(その47. 柳を美しい女性に例えて詠んだ、賀知章の漢詩「咏柳」)

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楊先生の漢詩朗読(その47. 柳を美しい女性に例えて詠んだ、賀知章の漢詩「咏柳」)

こんにちは!スマイル中国語教室の楊 欣然です。今日は、賀知章が詠んだ漢詩「咏柳」を中国語で味わってみたいと思います。

 

 

楊先生による賀知章の漢詩「咏柳」の朗読はこちらから

 

(原文)
咏柳 (唐) 賀知章

 

碧玉粧成一樹高,
万条垂下緑?絳。
不知?葉誰裁出,
二月春風似剪刀。

 

 

(現代語訳)

 

高い柳の木には緑色の新緑の葉がたくさん生え、
軽やかで柔らかな柳枝が垂れている。
これは、だれが器用に細く葉を裁断したのだろうか?
2月の緩やかな春風が、やさしく裁断ばさみとのように裁断したかのようだ。

 

 

(解説)
柳を1人の化粧を装った美しい女性に例え、全身のもえぎ色の服を着て、楚々し、活気が満ちている様子を想像させてくれます。そして落ちた柳の葉を下げる様子は美しい女性のしなやかでくびれた美しい腹部のようだと言っています。柳の細い葉は誰が裁断したのか?うららかな春風によって限りない美感を引き立たせてくれるのです。

 

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