美しい水を擁した「童話世界」、九塞溝(その1.プロローグ:チベット高原の美しさと少数民族の文化の融合)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
洛陽、大同と歴史的な場所の旅行記が続きましたが、今週より数週間に亘って美しい水を擁した「童話世界」と呼ばれる景勝地、九塞溝を特集します。
―九塞溝旅行プロローグ―
九塞溝とは四川省のチベット高原の山懐に抱かれた景勝地であり、1970年代に森林伐採の労働者たちが偶然に発見した渓谷で一帯に9つのチベット族の集落があったことから九塞溝と名付けられたものです。
この九賽溝へは成都から飛行機で高度3,200mにある九賽黄龍空港まで行きました。成都で四川料理を食べて腹ごしらえした後、早速空港へ。この成都空港←→九賽黄龍空港で間の空路は激しい乱気流のため、飛行機の離着陸時間が予定通りとなる可能性は10%程とのこと。行きの便でいきなり悪天候により発着が1時間以上遅れた上に、さらに乱気流で飛行機が急に20°くらい傾き、上下に揺れるのが一時間のフライト中、ずっと続き、生きた心地がまったくしませんでした。
(成都空港から九賽黄龍空港へ向かう飛行機の中。雪に覆われたチベット高原が足元に広がります。)
(足元に広がる雪に覆われたチベット高原)
(写真ではわかりませんが、乱気流で飛行機が急に20°くらい傾いたり、上下に揺れるしで、生きた心地がしませんでした。)
(九賽黄龍空港に何とか到着しました。気温は-8℃です。)
九賽黄龍空港に到着後、九塞溝まで車で移動。車で移動していると車窓から雄大なチベット高原の自然が目に飛び込んできます。その雄大な自然に加えてチャン族(羌族)、チベット族の集落や高山にしか生息していない家畜のヤクが放牧されているのが見え、自然の美しさの加え、少数民族の文化が融合し、幻想的な世界が広がっていました。
(チベット高原に放牧されている馬)
(チベット仏教の仏塔が見えてきました。雄大な自然と合わさってなんとも神秘的です。)
(チベット族のカラフルな旗が車窓から見えてきました。)
(放牧を行うチベット族の男性が運転する農耕車。明らかに漢民族が住むところとは違う別世界に来たことがわかります。)
(またまた放牧を行うチベット族の男性の農耕車とすれ違いました。薪が車から溢れそうです。)
(チベット族の集落。門がカラフルで屋根も独特なデザインと色をしています。)
(すれ違ったチベット族の女性。明らかに漢民族と違いますね。)
(道路を悠然と歩く高山にしか生息していない家畜のヤク。毛むくじゃらです。)
(車窓から見たチベット高原。何気ない風景もスケールが大きいです。)
(放牧されているヤクとすれ違いました。)
(チベット族の集落。とてもカラフルで美しいです。)
(小さな村のチベット族の集落。屋根が独特ですね。仏塔も見えます。)
(車窓から見たチベット族の集落。どこか日本の農村の風景に似て見えます。)
(今度は石造りのチャン族(羌族)の集落が見えてきました。)
(チャン族(羌族)の集落。石造りの家で旗が立っています。)
(チャン族(羌族)の集落。木製の階段や窓が見えます。)
(チャン族(羌族)の集落の派出所。ちゃんと警察もいます。)
(見回りの警官のマネキン。ご苦労様です。)
(チベット族のスーパーで一休み。ドアの模様が独特です。)
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(チベット族のスーパーで売られていたヤクの干し肉。なかなかの珍味です。)
(チベット族のスーパーのドアの模様。独特ですね。)
夕方九寨溝へ到着し、鉱物や微生物から出る物質によってつくられたエメラルドブルーの水が張り巡らされた美しい湖が見えてきました。さらに雪山が重なり、西洋画で描かれるような世界がそこにはありました。
(九塞溝が見えてきました。雪の中、透き通った水が美しいです。)
(雪のチベット高原をバックにした透き通った湖です。)
(本当に水が透き通っていて下の水草や木々も見えます。)
(湖畔に映る雪山。美しい光景です。)
(湖面より飛び出た枝に雪が積もり、美しい自然の芸術品が出来上がっているようです。)
初日はここまでホテルで夜を過ごしました。
今週はここまで。次週より本格的な美しい九塞溝の自然風景を紹介させていただきます。
(番外編)成都での食事
腹が減っては戦ができぬ!ということでせっかく成都に来たので成都空港で四川料理も楽しんでみました。
(四川料理の本場、成都の回鍋肉!肉厚の豚肉がおいしいです。)
(マーシーの三分クッキングでも紹介した青唐辛子の豚バラ肉炒め(辣椒炒肉)です。)
(レタスの炒め物)
(海藻スープです。)
(ご飯は取り放題です。中国のご飯でよくみられる配膳方式ですね。)