雲南省の自然溢れる中で米、トウモロコシで生計を立てながら生活するチンポー族(李さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミュージシャンこと、アシスタントの李です。
今日は雲南省南部から隣国のミャンマー北部で暮らす、チンポー族について紹介いたします。
チンポー族は古代、西康・チベット高原の南部にいましたが、清の時代初期に徳宏へ移住し、他の民族と共に山間地帯で暮らすようになりました。
チンポー族の男性は長刀をぶらさげ、銃砲を肩にかついで狩猟をします。一方で女性は動植物などのデザインによる美しい編み物を編む事ができます。
チンポー族には様々な祭祀があります。
目瑙縱歌祭は"かつて天空に『9つの太陽』が出現し、大地を焼いて乾燥させてしまったため、多くの鳥を太陽を支配する神のもとに使わせ、鳥は歌い踊って神を楽しませることができたので、太陽を1つだけにしてほしいという願いを聞きいれてもらうことに成功した''という伝説にちなんで行われている祭です。チンポー族の人たちは太陽神を表す柱の周りを囲んで踊り、豊作と無病息災を祈るのです。
また新米節では秋に新米を収穫する時期に行う祭りです。祭りの前日に花で飾った篭を背負い、新米を収穫します。新米で山を盛った後、収穫したものを並べ、家族の健康と安全、五穀豊穣を祈った後、みんなに振る舞うのです。
他には能仙節があります。これは若い男女の舞踊の集会であり、毎年の旧暦の二月十日の農閑期に行われます。当日は民族衣装や各種の装飾品をつけ、民謡を踊るのです。
雲南省の自然溢れる中で米、トウモロコシで生計を立てながら生活するチンポー族の生活をお届けいたしました。