丹霞地形の中で最大規模を誇る福建省泰寧(羅さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室の、のび太くんこと、アシスタントの羅です。
今日は福建省の丹霞地形の中で最大規模を誇る福建省泰寧について紹介いたします。
ここには高さ100mを超す垂直に切り立った絶壁、無数の穴を持つ不思議な岩肌の巨岩、動物の形に似たユニークな奇岩の数々が並んでします。
北宋の時代に科挙合格者が数多く出た町で、加えて町をとりまいて流れる金渓が、山東省曲阜を流れる泗水と同じように西へ流れる珍しい川であるため、北宋の哲宗(位1086〜1110年)が孔子の古里の府号である「泰寧」をこの県の名前として下賜しました。
泰寧は福建省北西部の山地にあり、丹霞地形(赤い堆積岩からなる切り立った断崖を特徴とするカルスト地形の1種)が広がっているところとして有名です。幾度にも及ぶ構造運動が複雑な亀裂を生み、さらに水の浸食によって、多くの深い谷をもつ景観が生まれました。寨下大峡谷は懸天峡、通天峡、倚天峡という3つの相連なる環状の峡谷で、ユネスコの専門家に「地質景観から見ても生態環境から見ても、ここは世界トップクラスだ」と言わせしめたのです。