中国で食べた料理で忘れられないくらい美味しかった江西省?南の客家料理の薯粉餃子

皆様、こんにちは?? スマイル中国語教室のマーシーです。

今日は中国で食べた料理で忘れられないくらい美味しかった江西省?南の客家料理の薯粉餃子です。

以前広東省梅州の客家の春節の様子を紹介させていただきましたが、中国では古代、戦乱から逃れるため、中原から南へと移動し、移住先で“よそ者”扱いをされながらも独自の文化を守り続けている客家と呼ばれる人々の末裔が住む地域が今でも多く存在します。客家人は文化だけでなく、料理についても各地に散らばりながらもその伝統を守り続けているのです。

江西省東南部の?南の石城は「城のようにそびえ立つ、たくさんの岩や山があること」から名付けられました。秘境のような石城は客家人が多く住んでいる地域です。私のお友達も石城の客家出身でした。

この客家である石城の名物料理が薯粉餃子です。この餃子の皮にはなんと、サツマイモ粉が使われており、やや透明ですが、水餃子として煮た時にやや黒っぽい紫色や茶色になります。中の餡には鶏肉や豚肉の中に大根とセロリを刻んだものを入れます。このサツマイモ粉を使った肉厚でモチモチ感のある皮と大根とセロリのサクサク感のハーモニーがたまらなく美味しくて、口に入れた瞬間、こんなに美味しいものがあったのか！と感動したのを覚えています。

また?南は"中国名果"と讃えられるブランドフルーツ、?南臍橙という中国ネーブルの大産地です。見た目のオレンジは鮮やかで、甘い果肉が詰まっていて大変美味しいです。この?南臍橙の果汁から作られるグミキャンディのようなお菓子が齊雲山というものです。江西省のスーパーや空港には必ずおいており、友達からお土産としてよくもらってました。

齊雲山は空港にはおいてますが、薯粉餃子は地方料理のため、なかなかお目にかかれず、長いこと食べてないです、、また江西に行ったら探して食べてみたいものです。

(江西省、?南にある八境台と城壁。)

(石城のある江西省?州は中国白蓮の郷と呼ばれる景勝地です。)

(石城の棚田。)