中国武術である太極拳の故郷の陳家溝

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中国武術である太極拳の故郷の陳家溝

皆様、こんにちは!マーシーです。

 

中国武術である太極拳の故郷の陳家溝

 

今日は河南省の陳氏一族を中心に伝承され、中国武術である太極拳の故郷の陳家溝について紹介いたします。

 

中国武術である太極拳の故郷の陳家溝

 

 太極拳の発祥地は河南省温県の陳家溝。300年以上の歴史をもつ「陳式太極拳」の発祥地であり、「陳式太極拳」は「楊式」「呉式」「孫式」など、現在分派したすべての太極拳の源流だといわれています。

 

中国武術である太極拳の故郷の陳家溝

 

 楊式太極拳の祖・楊露禅は、陳長興(陳氏十四世)に学んだとされています。

 

 太極拳に特徴的な柔軟さ緩やかな動作だけでなく、跳躍動作など激しい動作も含んでいます。套路や推手を二年間学んで基礎を身につけてからは、“散手”で実戦力を養います。

 

 陳式太極拳は現在分派した全ての太極拳の源流なのです。

 

中国武術である太極拳の故郷の陳家溝

 

陳家溝に足を踏み入れると、二つの大きな牌楼(鳥居型の門)の間には、「陳式太極拳」の祖先を祭る祠堂が堂々とそびえ立っています。これは、太極拳の始祖・陳王廷(1600〜1680年)と陳家の歴代の大家を記念して建設された神聖な祠堂です。

 

祠堂の中には、塑像や扁額、石碑、壁画などがあり、陳家に伝わる太極拳の歴史が記録されています。祠堂の外には、遠祖・陳卜をはじめ、第9代の陳王廷、第17代の陳発科など歴代の大家の墓碑が並んでいます。祠堂からそう遠くはない東大溝は、陳王廷が八卦の訓練や太極の研究をし、武術を磨いて新しい拳法を創造した場所として知られ、ここでは今でも村人たちが毎朝太極拳を練習しているのです。

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