桂林山水甲天下(桂林の山水は天下一) と言われる絶景が広がる桂林(その3.桂林のグルメと池を利用した桂林環城水系)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今週も引き続き、桂林の旅行記(3回目)です。最終回となる今回は、桂林のグルメと池を利用した桂林環城水系について紹介いたします。
(1)桂林グルメ
@桂林米粉
桂林を代表する料理といえば桂林米粉です。桂林米粉は桂林を発祥の地として中国全土で食べられますが、桂林には街の至る所にあります。麺は切り口が丸型で、挽いて柔らかな餅のように成形したものを、ところてん式に押し出し、茹でて作ります。生の米粉はつるつるとした舌触りでモチモチしており、日本の丸亀うどんのようです。スープには鹵水といわれるものを使います。鹵水とは、牛骨や豚骨のスープと桂皮(シナモン)など十数種の香辛料を煮詰めて作るタレで、辛くて酸味のある味わいとなります。具は牛・豚の薄切り肉と揚げたピーナッツ等を使います。
A陽朔?酒魚
陽朔クルーズでは陽朔名物の?酒魚という料理も船上で食べました。これは川魚を?酒=ビールに入れた鍋で煮た料理です。地元でとれた魚をビールでぐつぐつ煮て、辛い調味料を混ぜて作ります。豪快ですが、なかなか美味しいです。
B螺?粉
螺?はタニシという意味で、つまりタニシをダシにとったスープを使った麺です。麺は桂林米粉と同じです。八角、丁香などの香辛料を加えて沸騰させ、羅漢果やクコ、ナツメなどの漢方薬を加えることもあります。タニシには独特の香りがあるため、ややクサミがあるクセのある味です。中国人でも中にはクサいと敬遠する人もいるようです。
(2)桂林環城水系
桂林にある四湖でのナイトクルーズで、川岸などに様々な演出や仕掛を楽しむものです。船を出ると、まず金色と銀色のコントラストが美しい日の塔、および月の塔と称される2つの塔が見えてきます。中国各地にいろいろな塔がありますが、どれも上からまっすぐに伸びた、凛々しい姿にいつも感動するのですが、この塔はライトアップされたものが湖面に映り、その凛々しさが際立って見えました。しばらく行くと、2連橋や吊橋など様々なデザインの橋がライトアップされ、湖面にまるで浮かんでいるかのようです。それらの橋の下には美しい彫刻やペイントが施されており、観光客を楽しませてくれます。また桂林を大きく取り囲んでいた城壁の一部を舞台にした演出もあり、桂林旅行の最後の夜を引き立ててくれました。
3週間、桂林の旅行記でしたが、中国の各地の自然の雄大さにはいつも驚かされますが、桂林の山々の美しさは本当の驚きました。また来週から別の場所での旅行記となります。よろしくお願いします。