中国で6月といえば、まず最初に思い浮かぶのが高考(中国の全国統一大学入試試験)です。毎年6月7日と8日の2日間は風が吹こうが雨が降ろうが高考は実施されます。この試験は中国のどの青少年にとっても人生第1の分岐点となります。毎年数千万の受験生が背水の陣でこの試験に挑みます。

スマイル中国語教室

中国で6月に実施される高考(中国の全国統一大学入試試験)


(高考がんばれ!青春に悔いなく夢のために戦え!)

 

皆様、こんにちは!スマイル中国教室の講師、楊 欣然です。中国で6月といえば、まず最初に思い浮かぶのが高考(中国の全国統一大学入試試験)です。毎年6月7日と8日の2日間は風が吹こうが雨が降ろうが高考は実施されます。この試験は中国の全ての青少年にとって人生第1の分岐点となります。毎年数千万の受験生が背水の陣でこの試験に挑みます。

 

  高考の正式名称は“普通高等学校招生全国?一考?”(The National College Entrance Examination)といいます。今年の受験生の数は1031万人でした。毎年高考の時期になると受験生だけでなく、保護者も緊張して落ち着くことができません。試験会場の外では数百名の保護者が2日間ずっと待機しています。保護者は受験生に試験会場まで付き添い、昼の休憩時間になると昼食を食べて休憩させ、午後からの試験に備えさせます。6月になると中国北方はとても暑くなり、最高気温は30℃以上となります。保護者はずっと静かに子供の健闘を試験会場の外で見守ることしかできないのです。

 

 

 

  この2日間は警察官にとっても忙しく、緊張感が走る期間となります。試験会場近くに人員配置され、受験票を落としたり、忘れた場合は受験生を迅速にサポートし、試験会場への入場がスムーズになるように誘導します。警察官は車の混雑や事故を防ぎ、試験会場周辺の交通がスムーズに流れるようにします。試験会場の周りには警戒線を設置し、誰も入らせないようにします。また試験会場に続く道路では車のクラクションやお店から流れる音楽を禁止し、試験会場周辺が静かになるようにします。

 

 

 

 

  高考は中国で最も重要な試験であり、心配する関係者のためにも、今年の受験生が良い成績を残すこと、また私の従兄弟にとっても良い成績を残せることを願っています。

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