西湖のほとりにたたずむ歴史の街、杭州(その5.虎と龍にまつわる伝説の虎?泉と黄龍洞)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今週も先週末に続き、杭州旅行記です。西湖には西施の伝説や白蛇伝等の様々な伝説が残っていますが、第5回目の今週はさらに虎と龍にまつわる伝説の場所2つをご紹介いたします。
【虎?泉】
西湖の南、虎?寺に湧く虎?泉は、江蘇省鎮江の中冷泉、無錫の恵泉と並び、「天下第三泉」と呼ばれる名泉です。虎?泉という名前はその昔、この地は水不足であったことから高僧の性空が神のお告げにより2匹の虎に泉を掘らせたという伝説からきています。石英沙岩の中を流れからくる水はミネラルを多く含んでおり、甘味があることで知られています。表面張力が強く、碗に注いだ水はお椀から2,3ミリも盛りあがってもこぼれず、アルミ硬貨を入れると浮いてしまうほどです。
(表面張力が強く、碗に注いだ水はお椀から2,3ミリも盛りあがってもこぼれず、アルミ硬貨を入れると浮いてしまうほどです。)
ミネラルをたっぷり含んだ虎?泉の水で入れた龍井茶は香りがよく、まろやかで大変飲みやすいです。双方の旨みを最大限に生かした虎?泉の水と龍井茶の組み合わせは「西湖の双絶」と称されるほどです。
純度も高く、身体にも良いということで、山道を登るとたくさんのボトルを抱えた地元の中国人の人たちが早い時間から無料の水を汲みに並び、湧き水の汲み出し口にたくさんボトルをもちこんでいたのが印象的です。
(水を求める人。)
(清の時代の様子。昔から銘泉だったようですね。)
(源泉)
(昔の水くみの様子を再現した銅像。昔から名水だったんですね。)
(石英沙岩の中を流れからくる水はミネラルを多く含んでおり、甘味があることで知られています。)
(お寺の前で。記念撮影の人が多すぎる。)
(虎?泉のある虎?寺は緑に囲まれて美しいです。)
(昔からの僧侶が祀られています。)
(虎?泉伝説を描いた水墨画。)
【黄龍洞】
宋の時代に慧開という高僧がこの地に寺院を建てて修行していたところ、地を揺るがす雷鳴と共に黄龍が飛来し、山岩の一箇所が龍の嘴のように裂け、清らかな泉が湧き出たという伝説が残っています。これが「黄龍吐翠」です。
現在は龍の首のある滝「黄龍吐翠」が新西湖十景に選出されており、「西湖」の北側に伸びる曙光路沿いの史跡公園として整備されています。月縁は縁結びの神様でとしても有名です。
杭州は中国の伝統や歴史を感じることができ、魅力たっぷりな観光スポットですね。このような幻想を掻き立てる魅力が詰まった場所を堪能できました。また次週も杭州旅行が続きます。よろしくお願いいたします。
(杭州の西湖は美しい景勝地として世界遺産として登録されました。)
(参道が長い!名前の通り黄色い龍がお出迎えです。)
(地元住民が太極拳をしています。)
(「えにし」の石碑、縁結びの神様です。実は恋愛スポットでもあるのです。)
(ここから入ります。)
(泉の沸いた場所。趣ある石碑です。)
(参道が長い!名前の通り黄色い龍がお出迎えです。)
(子供の縁結びの神様。)
(禧園の舞台です。)
(美しい中国庭園が続きます。)
( 「投縁池」また「縁」という文字が使われています。コインを投げて願い事がかなうかどうか占う池です。)
( 滝の横の「月老祠」。「月老」というのは縁結びの神様です。実は恋愛スポットで恋愛成就に関わるものが多いです。)
(縁があるかどうかを占います。)
(獅子です。子供付きなので雌ですね。)
(朝から地元の人たちが太極拳してます。)