マーシーの美味しい3分中華料理クッキング!四川の有名なシビレるような辛さが美味しい料理「夫妻肺片」
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のマーシーです。
今日のマーシーの美味しい3分中華料理クッキングは四川のシビレるような辛さが美味しい料理「夫妻肺片」です。
(こちらは成都の夫妻肺片の有名店です。)
夫妻肺片は牛の頭の皮、心臓、舌、レバー、そして胃袋などを使い、肺を使うことはありません。これは当初「廃片」でしたが、語感の悪い「廃」を避けて改められたとも言われています。
(成都の有名なシビレるような辛さの美味しい料理「夫妻肺片」です。牛の頭の皮、心臓、舌、レバー、そして胃袋などを使います。)
(こちらは当店の酸辣粉!ラー油スープの「酸辣粉」。酸辣粉の麺は小麦粉の麺ではなく「さつまいも粉で作った麺」を使います。)
(鴨肉のスモーク)
(店頭には煮込んだ牛の頭の皮、心臓、舌、レバー、そして胃袋などが並べられています。)
(成都の中心部にあります。)
(食券も昔ながらのデザインで面白い!)
かつて成都の街には凉拌肺片を棒でかついで売り歩く行商人がたくさんいました。凉拌肺片とは牛を解体して残った安価な材料を丁寧に処理して煮込んだ後、醤油、紅油、辣椒、花椒面、そして芝麻面等であえた料理のことです。その味は格別に美味しいのですが、餡かであったため、特に人力車を引く人、飛脚、および貧しい学生達に受け入れられていました。
(こちらはハチノスを使った夫妻肺片。.)
伝え聞くところによると、1930年代頃に成都の小城の近くに住んでいた回族の夫婦がいました。夫の名前は郭朝華、妻は張田政といい、凉拌肺片の料理法の研究を重ねていました。彼ら夫婦の作った涼伴牛肺は明るい赤色で柔らかい食感を持ち、辛くしびれる味付けで他の人が作ったものより、味が格別に美味しかったため、大好評となりました。また夫婦の息の合ったコンビネーションで片方は料理し、片方は行商に行き、ある時は宣伝をしていくことで売り上げ爆発的に伸ばしていきました。人々はその涼伴牛肺を「夫妻肺片」と名付け、辛い四川料理を代表する一品となりました。
(ナッツがたくさん入った夫妻肺片。)
【材料】
牛肉…6kg
牛の胃袋
牛タン
牛の心臓
玉ねぎ
山椒
八角
肉桂
塩
労糟
腐乳の汁
胡椒
醤油
山椒の粉
すりごま
くだいた落花生
辣油
【作り方】
1、牛肉を厚さ6cmの塊に切ってから、山椒、八角、肉桂の粉末、硝石水、塩を混ぜ合わせてすりこむ。
2、山椒、八角、肉桂、塩を加え、労糟、腐乳の汁、玉ねぎを加えて煮る。
3、胃袋をもみ洗いして汚れを取り除く。舌、心臓などはそれぞれ煮込み、冷えてから肉と内臓を薄く切る。
4、タレは牛肉の煮汁に胡椒と醤油を煮てつくり、薬味として、山椒の粉、すりごま、くだいた落花生、辣油などを混ぜる。
5、タレを肉と内臓を薄く切ったものにかけて出来上がり。
(パクチーいっぱいの夫妻肺片。)
(こちらはキュウリ多めの夫妻肺片。)
しびれる辛さに舌がとろけてしまいそうになります。ご興味のある方は是非お試しください。