国内屈指の規模を誇る大慶(ダーチン)油田(金さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のキムチ大好き、アシスタントの金です。
今日は私の故郷の黒龍江省にある、大慶について紹介します。
大慶は1959年に中国東北部で初めて発見され、国内屈指の規模を誇る大慶(ダーチン)油田が有名です。発見された1959年が中華人民共和国建国10周年に当たることから「大きく慶ぶ」という意味で大慶油田と名付けられました。
街には至る所に石油の採掘機器を見かけることができます。というのも大慶の街全体が油田の上にあり、一帯が油田そのものなので駅前でも道端でもカックンカックンと石油を採掘しているのです。
大慶の街には命を懸けてでも油田を手に入れるという不屈の精神をもち、鉄人と呼ばれた王進喜を讃えて作られた鉄人王進喜紀念館があります。
躍進政策期においては、「農業は大寨に学べ、工業は大慶に学べ」がスローガンとして採用されるなど、大慶は中国を牽引する工業都市とされていました。石油の埋蔵量は次第に減少しつつありますが、石油産業が同都市の誇りであり、大黒柱であることは現在でも変わりません。
中国の国策の重大な場所である大慶。機会があればその迫力がある石油採掘機を見に来てください。