巨大な仏様の顔の部分だけがある大雲寺(何さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミステリーハンターこと、アシスタントの何です。
今日は巨大な仏様の顔の部分だけがある大雲寺についてお伝えいたします。
大雲寺は別名鉄佛寺といいます。このお寺には唐の貞観6年(632)に創建されたレンガ造りの仏塔、金頂瑠璃宝塔があります。
塔の1階にはいるといきなり巨大な仏像の顔! 仏頭だけというのも珍しいですが、表情も落ち着いて堂々としたもの。これは唐の時代に鉄で作られた釈迦牟尼仏なのです。
釈迦牟尼仏には、こんな言い伝えがあります。三蔵法師がインドから経典を持ち帰って以来、西安では仏教が広まっていました。ある西安の人が巨大な仏像を作りました。ある夜、うたたねから目覚めると、巨大な仏像は空を飛んで行き、黄河の東岸にある平陽城内に落ちました。後にその場所に建てられたのが鉄佛寺と金頂瑠璃宝塔です。
金頂瑠璃宝塔は、六層構造で高さ約30メートルあります。一番下の第一層から第五層までは正方形ですが、最上層の第六層は八角形になっています。第二層から上には沢山の仏教にまつわる図柄が描かれています。
黄河文明の発祥となった地域でもある山西省。山西省にはまだまだ不思議ないい伝えがたくさんあります。是非お越しください。