中国のクリスマスイブに贈り合うりんご
(クリスマスに鮮やかに梱包されたりんご!)
皆さん、こんにちは!スマイル中国語教室の楊欣然です。今日は私の幼少期の中国のクリスマスについてお話しします。
中国では2000年以降、クリスマスが広まってきたように感じます。ただし中国人独自のクリスマスの祝い方として、クリスマスイブ(中国語で平安夜)の夜にみんなでリンゴを送り合います。なぜならりんごには"平安"という意味があるためで、クリスマスの夜のりんごは"平安果"と呼びます。りんごに花のようなゴージャスな梱包をしたり、"ハッピークリスマス"や"メリークリスマス"といった、クリスマスに関係する言葉をりんごの上に刻印したりします。
(中国でりんごには平安という意味があるためで、クリスマスの夜のりんごは平安果と呼びます。)
(開心聖誕節!=ハッピークリスマス)
(聖誕快楽!=メリークリスマス!)
私は小学校と中学校の時、クリスマスイブになると母が7、8個のりんごと梱包紙を買って来て、おしゃべりしながらりんごを綺麗に梱包したことが、クリスマスで最も楽しい思い出でした。
次の日、母と一緒に学校へ包装したりんごを持って行きます。学校の門を出ると鮮やかに梱包されたりんごが露店で売られており、人々は露店で買っていきます。しかし売られている梱包されたりんごはとても高いので市場に行ってりんごを買い、自分で包装します。こちらの方が安上がりですし、心がこもったものになります。りんごを持って行くのはとても重いですが、ワクワクしますし、幸せな気分になるので、苦になりません。教室に入るとりんごを送り合い、一日中クリスマスの楽しい雰囲気に酔い痴れるのです。
(いろんな鮮やかに梱包紙で梱包されたりんご。)
つまり、中国の祝日であろうが、西洋の祝日であろうが、中国人は自分たちの"味"を加えて自分たちの祝日にしているのです。
もうすぐ新年になります。この場をお借りして新年のご挨拶をさせていただきます。来年もよろしくお願い申し上げます。