シルクロードの要所であった甘粛省天水にある、麦積山石窟(何さん特別編)
皆様、こんにちは!スマイル中国語教室のミステリーハンターこと、アシスタントの何です。
今日はかつてのシルクロードの要所であった甘粛省天水にある、麦積山石窟について紹介させていただきます。
麦積山石窟のある天水はかつて河西回廊、つまりシルクロードの要所であり、秦州と呼ばれていました。肥沃な土壌を背景に動植物が繁茂し、また、急峻な山岳地帯や草原地帯が広がり、馬の飼育が盛んに行われてきた土地です。ここから産出された騎馬が秦や西域民族の強力な騎馬軍団形成されたようです。
天水という地名は天の河が水をこの地に注いだことから名付けられました。スイカなどが取れ、シルクロードの旅で疲れた旅人にまさに天からの水気溢れる潤いを当時は与えたことでしょう。
シルクロードの交易が盛んだったころ、西域から石窟の技術が伝わり、敦煌の石窟の開窟が始まり、それから30年ほど遅れて麦積山石窟が造られ始めたといわれています。現存するものは唐の時代以前のものが多いです。
麦積山の名の由来は、岩山の形が、まるで収穫した麦を積んだように見えることにちなんで作られたとのことです。高さ142メートルの断崖絶壁に200余りの石窟があり、約7000体の仏像と1000平方メートルの壁画が残されています。
(甘?省天水麦積山グルメ 清真碎面)
(甘?省天水麦積山グルメ 天水打?面)
(甘?省天水麦積山グルメ 天水打?面)
山肌にへばりつくように掘られた石窟に沿った階段の上り下りは足がすくみますが、長い歴史の積み重ねと眺める景色は格別です。シルクロードのロマンを感じる場所です。ぜひいらしてください。